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. JELLY LOVE 23
~Yside~
『うちで飲み直さない?』
なんて、下心見え見えのセリフにボッと音がするくらい真っ赤になるとか
まったく、どんだけ可愛いんだよ
小さく頷いてくれたのはOKって事で、その後は有無を言わせずうちのマンションへと雪崩れ込んだ
昨日掃除しといて良かった、とか考えてる俺って、意外にも用意周到なんじゃないか
思ったより酔っていたチャンミンをソファへと座らせて、クールダウンとばかりに冷たい水を頬に当てやった
大袈裟に騒ぐあなたが可愛くて、抱き締めたい衝動に駆られたけど
やっぱりここはちゃんと伝えてからの方がいい、よな
「チャンミン」
「んー?」
「チャンミン酔ってる?」
「ん、少しだけ」
「聞いてほしいことあんだ」
「ふふ、何?」
「俺、一目惚れしちまったみたい、俺と付き合ってくんない?」
「………へ?///」
キョトンとするあなたがあまりにも可愛くて、思わずぎゅっと抱きしめてしまう俺だったんだ
. JELLY LOVE 22
~Cside~
『ね、名前で呼んでもいい?』
し、心臓が止まるかと思った………!!
そんな真剣な眼差しで見つめられたら、なんだか不思議な気持ちになるっていうか、その……
胸の奥が熱くなって……!!///
「チャンミン?」
「うわっ、はいっ!!///」
「………顔真っ赤(笑)」
「…………あ///」
「あとビール無くなってる、追加で頼もうか?」
「あ、うん///」
ユノ君に名前で呼ばれると、動揺してうまく話せなくなる
本当に僕、どうしちゃったんだろう///
片手を上げてオーダーしてくれるユノ君を呆然と見つめる
……綺麗な鼻筋とか、顎のラインとか、もう本当にかっこいい
ああ、また酔ってしまいそう///
「後でさ」
「……え?///」
「うちで飲み直さない?」
そう言ってにっこりと笑うユノ君の笑顔に、ただだ頷くことしかできない僕だったんだ
. JELLY LOVE 21
~Yslde~
『俺と付き合ってくれないか』
会ったらそう言うつもりだったのに、本人を目の前にしたら、とてもじゃないけどそんな事を口に出すことなんてできなかった
だってね、この前よりずっと好きになっちゃってる
ヒチョル兄の登場でバタバタと店まで来てしまったから、なんていうか改めてテーブルで向かい合うと照れ臭くて
そんなに熱い目で見られたら期待してしまうじゃないか!!
無意識の小悪魔ってやつだろうか……
『ね、名前で呼んでもいい?』
そう言ってじっと見つめると途端に視線を泳がせるから目が離せなくなる
元々押しの強い方だとは思うけど、今回ばかりは慎重に、怖がらせないように
きっとね、あなたは俺を好きになる
そんな予感を胸に潜めて、ただあなたがゆっくりと話す言葉に耳を傾ける俺だったんだ
. JELLY LOVE 20
~Cside~
「この前はその……ありがとう///」
「ん?何が?」
「だって迷惑かけちゃったし///」
「全然迷惑じゃなかったよ、むしろ役得?」
「!!!!///」
そう言ってニヤリと笑うユノ君から慌てて目を逸らす、そんな風に見つめられたらどうしていいかわからなくなる///
さっきはヒチョルさんに偶然会っちゃうし、一時はどうなることかと思ったけど
なんとか無事に逃れて2人で乾杯することができて良かった///
この前酔った僕を泊めてくれたお礼にと、自分のお気に入りのお店に連れてはきたものの
なんだか緊張しちゃってうまく話せないよ///
「シムさんはさ、ヒチョル兄の部下なんだよな?」
「あ、うん……そうだね、ユノ君は?」
「ん、ヒチョル兄には本当に世話になってるんだ、今はダンサーの卵ってとこかな?」
「た、卵?」
「そう、殻から出かかってんの」
「ふふ///」
大袈裟なジェスチャーで少しふざけるユノ君は、この前ステージで見た時よりグッと可愛く見えてしまう
夢を追いかけてるとか、本当に羨ましい
「ね、名前で呼んでもいい?」
「………へっ?///」
「チャンミンって呼びたい」
「あ、うん///」
真っ直ぐに僕を見つめるアーモンドの瞳があまりにも澄んでいて、首を縦に振ることしか出来ない僕だったんだ
. JELLY LOVE 19
~Yside~
「で?なんでお前がシムと待ち合わせてんの?」
「べ、別にいいじゃん」
「ふうん?全然繋がんないんだけど?」
「この前たまたま会ったんだよ!!」
「へえ、お前がムキになるなんて珍しいな」
そう言ってクスクスと肩を揺らすヒチョル兄、まさか待ち合わせの店の前で出くわすなんて
全く、タイミングがいいんだか悪いんだか……
せっかく約束を取り付けて2人で会えることになったのに
早めについていたシムさんは、ヒチョル兄を見て動揺して黙ってしまうし
なんだか2人して気まずくなっちゃって……
このまま一緒に、なんてことになりそうな気配もしたけど
幸いにもヒチョル兄は女の子を数人連れて繁華街と消えていった
「ユ、ユノ君?」
「あ、えっとなんかごめん!!」
「え?ううん、全然///」
「じ、じゃあ行こうか」
「うん///」
俺の言葉にふわりと微笑むあなたが眩しくて、思わず目を逸らしてしまう僕だったんだ