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苺な彼とビールな僕

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. 宇宙からの贈り物 ~ママの事情~ 7







~Cside~





「どうやら旦那同士は意気投合したみたいだね」



キュヒョンの言葉に目をやれば仲よさそうに語り合うユノとチェさんの姿があって


急なことで驚いたけど来てよかった/////



「キュヒョン、呼んでくれてありガトウ」


「何言ってんだよ、急にごめんね」



いつも忙しい旦那さんに負担をかけないように、ボミちゃんの子育てはなるべく一人で頑張ってるそうだけど



きっとチェさんも手伝ってくれそうじゃない?/////



さっきちらっと聞こえたのはユノの子育てのアドバイス、きっと教えてあげてるんだ(笑)



キッチンの片付けを終えて、二人でダイニングへ座るとやっと一息つく時間



家族二組みの洗い物ってほんと大変だ



子供達は部屋に行って仲良く遊んでるみたいだし、こういうゆっくりした時間って主婦にとってほんと大切だと思う



「でさ、チャンミンのとこは週にどれくらいなの?」


「……へっ?/////」



キュヒョンがチラリとユノの方と見てから意味ありげに僕を見つめる



「やだなぁ、アッチの話だよ、みんなどうしてるんだろうって思ってさ」


「……え……あの?/////」


「ユノさんて強そうだよね/////うちも求められて困っちゃってさ、で、ぶっちゃけどうなの?」


「……えっ…ええっ!?/////」




いきなりのキュヒョンの際どい質問に、すぐには理解できずにフリーズしてしまった僕だったんだ




















. 宇宙からの贈り物 ~ママの事情~ 6







~Yside~





「チョンさんもコーヒーどうぞ、あ……ブラックは苦手でしたね、すぐにミルクと砂糖を用意しますから」


「あ、すいません/////」



そう言ってミルクと砂糖を持ってきてくれるキュヒョンさんは大きな瞳が印象的なSJ星人だ




昨日はチャンミンと甘い夜を過ごして、本当ならもっと二人でゴロゴロとしていたかったけど、子供がいたらそうもいかない


リンを連れてマンションの下の公園に遊びに行くと、チャンミンのママ友であるキュヒョンさんのご主人がちょうど娘さんを遊ばせていたところで



「よかったら一緒にお昼でもどうですか?」



なんてお誘いを受けてしまって、結局はチェさんのお宅で持ち寄りで昼御飯を食べることになったんだ



「リン君のパパいけめんだね」



そう言って頬を染めるボミちゃんはリンと同じ二歳になる、女の子だけあって口が立つとチェさんは少々困り顔だったけど



幼いながらも仕草はやっぱり女の子で、リンとはまた違う可愛さがあって



……次は女の子でもいいかな



「チョンさん、突然お誘いしてすいません」


「あ、いや、こちらこそいつもお世話になってます」


「少し話しませんか?」


「ええ」



キュヒョンさんのご主人であるチェ・シウォンさん、顔を合わせたことは何度かあるけど、こんな風に話すのは初めてかもしれない



「チョンさんは子育てに協力的だとお聞きしたので、僕も見習いたいと思ってたところなんですよ」



……チャンミンの奴そんなこと言ってたのか/////



「いやまあ、協力的というか、自分にできることはしてやりたいと思ってるだけなんです」


「ふむ、僕もそう思ってるんですが、何をしていいのか皆目検討がつかなくて(笑)」


「……ですね、下手に手出ししたら怒られるし…でしょう?」



「そうですそうです!!」




身を乗り出して力説するチェさんについ笑ってしまったけど……どこの家も一緒なんだな(笑)



それから俺達はコーヒーを片手に、男の子育てについて熱く語り合うことになったんだ




















































. 宇宙からの贈り物 ~ママの事情~ 5







~Cside~




晩御飯の片付けをしている間にユノがリンをお風呂に入れてくれて、その後もちゃんと寝かせてくれたから僕はゆっくりとシャワーを浴びることが出来て



やっと一息つけそう……



子供が産まれてからは毎日が戦争のような日々で、楽しいけど本当にあっという間に時間が過ぎてしまうんだ


でも、ゆっくり出来ると思ったのはほんの束の間で、今度は旦那様の相手をしなきゃいけなくなってしまったみたい



いきなり抱き上げられて、ベッドへと連れていかれて、僕の抗議なんて聞いてもらえるはずもなく、蕩けるような口付けが降ってくる



きゅっと抓られた胸の突起から、ビリビリと伝わる熱が毒のように全身を巡り僕をおかしくさせてしまうんだ/////



ねっとりと口内に含まれた僕のソレは、ギリギリのところでイカせては貰えない…



「……ユ、ユノ……おねが……/////」


「ん、わかってる、ほらもっと腰を上げて?」


「……あっ……あぁんっ/////」




背中から抱え込まれるように腰を打ち付けられて、抑えきれない声が漏れてしまう


「気持ちいい?」


「……あっ…ん……やぁ//////」


「ん、もっと声聞かせて?」


「あっ……はぁっ…ああっ!!/////」




耳元で囁くユノに揺らされながら、僕は何度目かの熱を放つとそのまま意識を飛ばしてしまった


























. 宇宙からの贈り物 ~ママの事情~ 4







~Yside~




「ただいま!!」



インターホンを押すのさえまどろっこしくて、急いで部屋へと入れば迎えてくれるのは愛しい妻と可愛い息子



「ユーノ!!パパ!!」


「ユノおかえりなさい、外は寒カッタ?」


「いや、そうでもないよ、おっ、リン!!良い子にしてたか?」


「えりー!!ユー!!パパー!!」


「こらこら、リンまだダメだよ、パパがお手手洗ってカラネ」


「やーの!!ユー!!」



両手を広げてベソをかくリンに後ろ髪を引かれながらも、手洗いとうがいを怠らないなんて



俺ってしっかり教育されてんな(笑)



スーツを脱いで一目散にリンの所へと向かうと、まだチャンミンの膝の上でベソをかくリンをふわりと抱き上げてやった



「きゃー!!ユーノ!!あそぶー?」


「ん?ご飯食べてからな、リンは食べたのか?」


「それがまだ終わってナクテ、遊んで食べなくて困ってタンダ/////」


「そっか、じゃあ俺が食べさせてやるよ、チャンミンも一緒に食べよう」


「うん、ありがトウ/////」




それから遊びたがるリンにどうにかご飯を食べさせて、お風呂では大好きなアヒルのおもちゃで沢山遊んでやって



その間チャンミンは夕食の片付けとリンの着替えや寝かせる用意、家事ってほんと分担しないと母親の負担が大きい気がする



シム星特製のベビーベッドは子供用のベッドへとグレードアップして、やっぱり朝までぐっすり寝かせてくれるから



今からはやっと二人の時間……



何もかもを終えてシャワーを浴びたチャンミンはやっぱり今日も綺麗で



濡れたままの君を抱き寄せて、そのまま二人でシーツの海へと飛び込んだんだ






































. 宇宙からの贈り物 ~ママの事情~ 3







~Cside~





ふと眼を覚ますと外はもう夕暮れ時、いけない、リンと一緒に寝ちゃったんだ/////



ラグの上で寝てしまったリンの顔を見ていたら、つい、眠たくなっちゃって……



もうすぐユノが帰ってくるっていうのにご飯の用意もまだ出来てないよ



「……ん、チャー、ママ/////」



ゴソゴソと動き出す僕に眼を覚ましたリンは、ご機嫌ナナメでくっついて離れてくれない


ふふ、寝起きの悪いのは僕に似たのかな(笑)



仕方がないからリンを抱っこしながらなんとかカレーの準備、これぐらいしか浮かばなかったからユノには我慢してもらおう



なんたって主婦の味方の手抜きメニュー(笑)



「ねえリン、カレーは手抜きナンダヨ」


「ん、てーぬ?」


「そう、手抜き(笑)」


「ぬき!!チャー!!ユーノ?パパ!!」


「はいはい、もうすぐパパも帰ってくるカラネ」


「パパ!!あそぶー!!ね?」


「ふふ、きっと遊んでくれルヨ」



大好きなパパの話をすれば途端に笑顔になる僕らの天使



なんたって大好きなんだもん////



さっきユノからスマホに『今から帰る』ってメッセージも入ってたし



内緒のお土産もあるって言ってたけど、言っちゃったら内緒にならないのに……そんなとこ、なんだかユノらしくて笑ってしまう僕なんだ



























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紫苑☆

Author:紫苑☆
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