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. 出会った日から恋に堕ちてます 7
*ちょっとR18です♡
~Yside~
職権濫用、とでも言うのだろうか………
恥ずかしそうに俯くバンビアイに、薔薇色に染まる素肌に触れたくて仕方ないとか
悲観的な事ばかり言う唇を塞いでねっとりと舌を差し込んだ
流石に最初は驚いていたが、何度も繰り返す口づけにうっとりと瞳を濡らすから欲が止まらなくなってしまうよ
これって所謂一目惚れ?
このまま俺のものにしてもいい?
嫌なら今すぐ跳ね除けてもいい
でも覚悟して?
何も考えられないくらいに気持ちよくさせてあげる
はだけたシャツから覗く可愛い胸の突起は主張を始め、不安げに見上げる瞳が堪んない
ジュッと吸い上げるとピクンと体を反らすから浮き上がる腰を抱き寄せた
眼にはいっぱい涙なんて溜めちゃって、それすらも俺を煽って仕方ないのに
「………や、やだ///」
「ん、気持ちよくない?」
「……わ、わかんな………あっ///」
「ほら、こんなにピンと立ってる」
「マ、マスター///」
「ユノ」
「…………///」
「ほら、ちゃんと呼んで?ユノ」
「…………ユ……ノ……?///」
「いい子だ、ご褒美をあげよう」
「………ふぇ?あっ、ああっ!!///」
視線はそのままに胸の突起を口に含んで、熱を持ち始めたソコを緩々と撫でてやったんだ
. 出会った日から恋に堕ちてます 6
~Cside~
急に距離を縮めてきたイケメンマスター、動揺してるはずなのに逃げられない
髪を撫でられたと思ったら顎を掬われて、あっという間に店の奥へと連れて行かれてしまった
抵抗できないのは何故……?
なんで僕の名前を知ってるの………?
首筋を撫でる指にゾクゾクとして体が熱くなる、同性に触れられてこんな風になってしまうとか
だって、あのアーモンドの瞳が見つめるから///
ふわふわとしたままソファに沈められると、赤い唇がゆっくりと落ちてくる
さっき首筋に触れた気がしたのに、今度は僕の頬を掠めて耳をペロリと舐めた
「………んっ///」
「いい声だ」
「………や…め………離し……」
「チャンミン、俺と良いことしよう?」
耳元で囁く甘い声にゾクゾクして動けない、えっと、これってもしかして迫られて………?
「マ、マスター………?」
「ユノ」
「え?///」
「ユノって呼んで」
「あ///」
静かな部屋にシュルッとネクタイを緩める音が響いて、僕はそのままマスターに組み敷かれてしまったんだ
. 出会った日から恋に堕ちてます 5
~Yside~
「もう誰も来ないようだし、良かったら奥で飲みませんか?」
「へ?あ、あの///」
「もっと仲良くしましょう、シム・チャンミンさん」
………正直自分の行動におどろいている
酔った客を店の奥に連れ行って何をしようというのか
ビジュアルの良さに惹かれただけじゃない、ポツリポツリと寂しげに自分のことを話す彼を癒してやりたいと思った
そんなに人生悪くないはず、いつもは眼鏡に隠されているのか………
どうして名前を、なんて野暮な質問
だって胸のポケットからはみ出してる社員証がバッチリ見えていたから
警戒する彼をなんとか宥めすかして奥のボックスへと促すと、店の看板はclosedにしてブラインドを下げておいた
「マスター、あの///」
「さあ、今夜は俺の奢りですよ、あなたはもっと人生を愉しむべきだ」
「た、愉しむ?///」
「ビールよりワインはいかがですか?」
「………あ、えっと///」
グラスに入ったワインを目の前に差し出すと、ゆっくりと手に取って茫然と見上げるバンビアイ
「強引なのは嫌いじゃないでしょう?」
「なっ!!///」
「だって顔に書いてある、ほらここにも」
「………ちょ///」
綺麗な首筋につい、と指を這わせるとピクンと跳ねるから堪んない
「マ、マスター……あの///」
「とても綺麗な肌をしている」
「………んっ///」
グラスを持つ手に自分の手を重ねると、シャツから漏れる素肌へと唇を落としたんだ
. 出会った日から恋に堕ちてます 4
~Cside~
「それでどうしたんですか?」
「それがフラれちゃったみたいで……」
「そうなんですか、それはお辛いですね」
カウンター越しに親身になって僕の話を聞いてくれるイケメンマスター
相槌をうちながら時々優しい言葉をかけてくれるから、つい調子に乗って色々と話してしまった
別にどうこう聞かれたわけじゃないのに、赤の他人にこんなに話してしまうとか、僕ってどんだけストレスが溜まっていたんだろう
美味しいビールを飲んで、美味しい料理も食べて、今日あった愚痴もしっかり聞いて貰って
ああ、ふわふわとしてなんだか気持ちよくなってきちゃう
心地よい眠気に肘をついてうつらうつらとしていると、不意に伸びてくる長い指
………え?何?………なんだろ、気持ち……いい?
「よく頑張りましたね、明日はきっと良いことがありますよ」
「へっ?///」
「それにしても綺麗な瞳だ、睫毛だってこんなに長い」
髪を撫でられていたと思ったら頬を包まれて、親指でつい、と目の端を撫でられた
擽ったくて目を瞑ると、今度は顎をクイと掬われた!!
………ちょ///
ハッと気がつくと目の前には黒目がちなアーモンドアイ!!
よく見えてなかったけどマスターってこんなにイケメンだったんだ!!///
「もう誰も来ないようだし、良かったら奥で飲みませんか?」
「へ?あ、あの///」
「もっと仲良くしましょう、シム・チャンミンさん」
顎を掬われたまま響く甘い声に、僕はただ頷くことしかできなかったんだ
. 出会った日から恋に堕ちてます 3
~Yside~
「ん!!美味しい!!」
「ふふ、それは良かった、たくさん召し上がって下さいね」
出来立てのパスタを頬張りながら大きな瞳をくるくるとさせる彼
店の前に立っている時は、ちょっと猫背で暗いイメージがしたのに
声をかけて振り返った時はあまりの美しさに驚いてしまった
なんだよ、凄え可愛子ちゃんじゃないか……
手にはビラを持っていたからきっと様子を伺っていたんだろう、ちょっと強引に店の中へと引き入れてしまった
団体客が帰った後だし、きっとこの後は閑古鳥が泣くだろうと思っていたし
ちょっとした職権濫用ってやつか(笑)
此処に店を出してから早2年、周年記念として企画したビールの飲み放題プラン
今週で終わりの予定だったが、せっかくだからとビラを配って宣伝をしておいた
その甲斐あってか今日は早くから仕事帰りのサラリーマンで店内はいっぱいになり、夜半からの雨の予報でみんな早々に引き上げて行った
早じまいでもするか、なんて思っていたところに飛び込んできたのは可愛いバンビちゃん
こういう店が落ち着かないのかしきりに周りを気にしているようで
その様子がまたなんとも頼りないというか、可愛いというか
「あ、あの、マスターさんはお一人なんですか?」
「え?」
「あ、すいません、他の店員さんが誰も居ないので///」
「はは、今はいませんが普段は数人がローテーションを組んで入ってくれてますよ?」
「そ、そうなんだ///」
クイクイと結構なペースでビールを流し込むその彼、うちのビールは濃い目だからあんまり飲み過ぎると……
「マスターおかわり!!」
「お客さん、少しペースが早すぎじゃないですか?」
「えー?そんな事ないですよ?ここのビール凄く美味しいです!!」
そんな俺の心配を他所にグラスを一気にあけたバンビちゃんは、にっこりと笑ってグラスを差し出したんだ