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. もっと愛して 9
BL表現あり^ ^
大丈夫な方どうぞ~
~Yside~
ぽつり、ぽつりと話すチャンミナは、目にいっぱい涙を溜めて…
話の内容は誤解ばかりで、これ以上ないくらい俯いてしまった顔を覗き込む
頬を伝う涙、いつだって見惚れてしまうのに…
「…チャンミナ?誤解させてごめん、嫌だなんてこれっぽっちも思ってない!お前とこうなって、なんていうか…その、止められなくて…////」
「…え?」
「…チャンミナのこと、毎晩抱きたくなるんだ、いや、もう見てるだけで抱き寄せたくて、キスしたくて…だから…その…避けてた…ごめん」
俺はそっとチャンミナの手を取って掌に唇を落とす
「お前が欲しくて堪らないんだ…」
「…////////」
チャンミナは驚いて大きな瞳をさらに大きくして俺を見つめた
~Cside~
ひょんの衝撃的な告白、顔を赤らめて
…え…嫌われてたんじゃなかった////
「…じゃあ、あの…////」
「…ん、好きすぎて困ってる」
「…////////」
軽くちゅっと口付けて、黒目がちな瞳が僕を捉えた
「…ごめんなさい…////」
「…もう少し聞いてくれる?」
ひょんに上目遣いで見つめられて…断れるはずないのに…
ひょんはすうっと深呼吸をして話し始めた
. もっと愛して 8
BL表現あり^ ^
大丈夫な方どうぞ~
~Yside~
宿舎につくと、チャンミナの手を引いてリビングに入った
そのままソファに腰掛ける
「…チャンミナおいで」
「…え////」
膝をポンポンと叩いて促すと、頬を赤く染めて俺の上に跨った
「…チャンミナ?話して?最近ずっとおかしかっただろ?」
「…こ、この状態で話すんですか?////」
面と向かってジッと見つめるとキョロキョロと視線を泳がせた
「…ん、だってお前の顔見て話したいからさ、すぐに逃げちゃうだろ?」
下から見上げてそっと頬を撫でた
~Cside~
…こ、こんな状態で話とか、やり辛くて仕方ないんだけど////
ひょんはニコニコとして離してくれそうもない、僕は諦めて話し始めた
「…ひょんが最近僕を避けてる気がして…ぼ、僕が嫌になったのかって思って…」
…やば…もう既に涙が溢れそう
「…その…あんまりシてくれないし…もしかして…僕が…よ、良くなかったのかなって思って…」
どんどん俯いてしまう僕の頬をそっと撫でて
「…それで?事務所ではなんだったの?」
「…あ…スタッフの女の子と話してるひょんを見て…や、ヤキモチ…////////」
ああ!情けない…
もうこれ以上話せない…!
ポタリ、ひょんのジーパンに涙が落ちた
. もっと愛して 7
BL表現あり^ ^
大丈夫な方どうぞ~
~Yside~
クソッ!!
チャンミナの腕を引っ張って歩く
なんでキュヒョンにへばりついてんだ!マジでイライラする!!
「…ひょん、離して…」
消え入りそうな声でチャンミナが訴える
、堪らずトイレの個室に連れ込んだ
壁に押し付けて噛み付くように口付ける
「…んっ////…ひょん…や…」
抵抗する両手を掴んで、何度も何度も口を塞いだ、次第に蕩けていく表情…
そっと体を離して射るように見つめた
「…チャンミナ、泣くのは俺の腕の中だけにして?」
「…////」
驚いて赤く染まる頬、ゆらゆらと揺れる瞳を見つめながら、もう一度深く口付けた
~Cside~
キュヒョナに会えたのに一瞬ではがされてしまって////
まあ、そのあとまだ仕事があったから結局は会えなかったんだけど…
ひょんの言葉…あれはヤキモチ?////
思い出したら顔が熱くなってきて、パタパタと手で扇いだ
…あの後一言も喋ってくれないけど、怒ってる感じはしなかった
仕事が終わってマネヒョンに宿舎まで送ってもらう
ひょんは視線を合わせてはくれないけれど、わからないように手を繫いでくれて
…そんな小さなことが嬉しい////
そっと顔を覗き込んで優しい表情で
「…チャンミナ?帰ったら話しよう、いつも話せないこと、な?」
…え?////
僕は黙ってこくん、と頷いた
. もっと愛して 6
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大丈夫な方どうぞ~
~Cside~
逃げてきちゃった…
ひょん、びっくりしてたな…事務所でこんなこと言うなんて呆れてるよね
それでなくても素直じゃない僕、伝えたい言葉はでてこなくて…
また嫌われちゃうかな
…ズキン
涙が溢れそうで誰もいない部屋に慌てて
飛び込んだ
男なのに情けない、なんでこんな涙が出るんだろう
…っく…
「誰かいるの?チャンミナ?」
後ろから聞き慣れた声がした
~Kside~
事務所にチャンミナが来てるっていうから探してたら細長い人影が見えた
様子がおかしい、慌てて追いかける
「チャンミナ?どした?」
「…キュヒョナ」
細い腕が伸びて来て僕に抱きつく、泣いてるのか…?
…ってか抱きつかれてちょっとドキドキしてしまうとかどうなの僕////
「…またユノひょんなの?」
不憫な親友の背中をよしよしと撫でる
「…っくっ…ふっ…」
なんで相思相愛であんなに愛されてるのにうまく伝わらないんだか
まあ、素直じゃないから仕方ないかな
「チャンミナ?仕事終わったの?飲みに行く?」
僕に貼り付いたままの親友に聞いてみる
「ダメだ!!」
いつの間にきたのか鬼の形相のユノひょんが目の前に立っていた!
. もっと愛して 5
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大丈夫な方どうぞ^ ^
~Cside~
…バタン
視線を逸らして慌てて出て行くひょん、なんかまたおかしかった…
起きたときは甘い雰囲気だったのに
…やっぱ、昨日シたんだよね?この腰の痛み、目立たないところにある赤い印、気怠い余韻/////
…久しぶりなのに覚えてないなんて!
まさか記憶がないからもう一回してくれとか言えないし…
…やっぱ良くなかったのかな…
やっぱり僕じゃ…
ぐるぐると考えしまう、僕ってほんと暗い
あ…いかなきゃ!
僕は用意をして事務所に向かった
~Yside~
事務所での打ち合わせを終えて、スタジオでチャンミナを待っていた
「ユノさんどうぞ」
新しいスタッフなのか?見たことのない女の子がコーヒーを差し出す
うーん、苦いのは苦手だ…それに知らない人から出されたものは飲めないかも…
「…あ!コーヒー苦手でした?ごめんなさい」
「…いや、いいんだ、こう見えて甘いのが好きだからね」
ふふふ、と笑う彼女は大きな瞳が印象的で、チャンミナを思わせた
…昨日も結局止まらなかったな、まぁ、あの状況じゃ仕方ないか/////
その子の目を見てぼんやり考えてると
…ガチャ
「…ひょん?」
チャンミナが顔を覗かせた、と、俺と彼女を見合わせて
「…あっ、お邪魔しました」
…えっ!?
またドアを閉めてしまった、おいおい!
慌てて後を追う
「チャンミナ待てって!!」
ビクッとして振り返る、その瞳は涙が溢れそうで…
昨日といい今日といいどうも様子がおかしい
「チャンミナ?おかしいよお前、なんかあったのか?」
ふるふると首を横に振って俯いてしまう
…うーん、なんなんだ?
そっと肩に触れようとすると
「…ひょんこそ、おかしいです…も…僕が…嫌になりましたか?」
拳をぐっと握って涙を溜めて
…は!?なんだそれ?
「ユノー?そこにいるのか?」
マネヒョンの声に振り向く
視線を戻したときにはチャンミナは既に走り去っていた