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苺な彼とビールな僕

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. あなたの匂いに包まれて 5








~Cside~





帰ったらユノは既に居なくなっていて……



「…は、何やってんだ僕」


玄関で重い荷物を置いてしゃがみ込む、ビニールの中の大量の食料を見て大きく溜息をついた


……ま、食べるけどね



立ち上がろうとした瞬間、ガチャリとドアが開くと、手にビニール袋を下げたユノが立っていた



「……あ/////」



ぺたりとしゃがみ込むユノは同じ目線で僕の顔を覗き込む


「チャミ、お帰り」


ユノはにっこりと笑って照れくさそうに頭を掻く、いつの間にかチャミとか呼ばれてるし(笑)


…でも、嫌じゃないな/////


僕とは入れ違いにコンビニに行ってたみたい、でも買ってきたのはアイスと一つのお弁当だけ


「ここの牛カルビ丼美味いんだ、だからチャミのぶんね、俺はイチゴアイス」


「ユノのお弁当は?」


「ん、お金こんだけしかなかったから、へへ」


バツが悪そうに視線を逸らすユノ、馬鹿だね、僕の分だけ買ってきたんだ


「僕もね、ユノの分買ってきちゃった」


「……にゃあ」



食料のたくさん入ったビニール袋を見せると、ユノは嬉しそうに一声鳴いた





~Yside~





2人で夕食を食べて、ソファに凭れて色々と話した、ダンスが好きなこと、未来の夢、好きな食べ物、親に反対されて飛び出したこと、話はいつまでも尽きなかった


「明日はちゃんと帰らなきゃダメだよ」


「……やだ」


「このままじゃ自分の夢叶えられないでしょう?」


「……」


「もう一度お父さんと話してみたら?少し間をおけば変わることだってある、親子なんだから感情がぶつかり合うのは当たり前なんだよ」


「……」


「ダメで元々、だよ」


「……チャミは自分の夢叶った?」


「んー夢の途中、かな」


「……スタイリストになるの?」


「うん、まだ見習いだけどね、いつか、ね」


「……チャミ、ぎゅってしていい?」



跳ね除けられるかと思ったけど、無性にあなたの温もりが欲しくなる


ソファの下から細い腰に手を回し、ぎゅっとお腹に擦り寄った



「ユノは猫みたいだね」



最初は体を硬くしたチャミだったけど、ふわりと俺の髪を撫でる手はどこまでも優しくて



このままずっと、こうしていたいって思ったんだ






















ご訪問ありがとうございます(⑉• •⑉)♡

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comments
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016-09-21 23:25:14 | [編集]

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016-09-21 23:31:34 | [編集]

コメントありがとうございます(●´艸`)ムフフ
うふふ♡こうやって呼ばせてみたかったんです〜
ニャンホ君にはなんかぴったりでしょう?♡
出て行ったんじゃな買ったんです〜
猫ってお腹とか背中とか乗ってきますよね、自分の乗ってきたい時だけ(笑)
地味に重いんですよね!!
でも寝てたら動けないというwww
私もまた 飼いたいな〜
2016-09-22 09:29:38 | [編集]

3558. Re: り*****様 さん
コメントありがとうございます(●´艸`)ムフフ
うふ♡甘えん坊ユノくんです!!
こんなユノ猫ちゃん飼いたい←
2016-09-22 09:32:24 | [編集]

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