苺な彼とビールな僕

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～Yside～









どういうわけだかあいつの事が気になってしょうがない






スラリとしたシルエット、かと言ってヒョロヒョロしてるわけでもなくどっちかっていうと筋肉質







所謂細マッチョってやつ？







なのに大きな瞳はバンビみたいにでっかくて睫毛だってバシバシで女の子みたい







きゅるんと見つめられたら………








「ユノ？どうかしましたか？」




「へっ？ああ、いや、このサポーターなんだけどさ」




「ああ、これですね、これは……」








こいつにユノ、って呼ばれるの悪くない







最初は慣れずになかなか呼んでくれなかったけど、最近ではやっと普通になってきた







友達ってのも違う気がするのに、なんだろ、側にいて楽だとか、安心するとか





結構口煩いタイプだと思うのに……







「ユノ、聞いてます？」




「ん？ああ」




「もう、せっかく説明してるのに」




「悪かったって、なあチャンミン」




「なんです？」




「ラーメン食いに行かないか？」




「えっ？///」









俺の言葉にきょとんとして黙ってしまうそいつ、なんだよ、そんな顔も可愛い……え？可愛い！？







俺、今何考えて………！？///







「うーん、マネージャーさんに聞いてみないとわからないですよね、この前ファンの子達にバレちゃってますしね」




「えっ、ああ」




「ふふ、ユノってば本当にあそこのラーメン好きなんですね」









そう言ってクスクスと笑うそいつがやっぱり可愛く思えて、慌てて視線を逸らす俺だったんだ

2020-03-03 08:00 ｜カテゴリ : 君じゃなきゃ意味がない ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)