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. ユノ社長の恋人 30
~Yside~
「社長、お疲れ様です」
「やあコ課長、本社に配属おめでとう、皆心待ちにしていたよ」
「あら、心にもないことを、相変わらずお上手ですのね」
そう言ってクスクスと笑うコ課長、この人は本当に何年経っても変わらない
父の元でバリバリと働く彼女に憧れていたのはいつのことだったか
お互いに想いを告げずに離れてしまったから、そうだな……結局は恋人にもなれなかった
いや、それが恋だったのかもわからないほどに
立食式のパーティ形式の歓迎会とあって、皆自由に店の中を行き来しているが
流石に俺とコ課長の間に割って入るものはいない、か
飲み物を持ってテラスへと向かうと、ふわりと頬を撫でる風が心地いい
こうしている間も想いはチャンミンの元へ
ぷっくりと頬を膨らませて拗ねた恋人の顔が目に浮かぶようで、思わず緩む頬を咳払いで誤魔化した
「………恋人が、お出来になったのね」
「……え?」
「噂を耳にしました、なんでもとびきりの美人だとか」
「はは、そうだな」
「………否定はなさらないのね」
グラスに口をつけながら寂しそうに笑う彼女は、長い髪をふわりと搔き上げる
そんな仕草にときめいていたはずなのに、今はもう……
「私、今でも社長をお慕いしております」
「コ課長」
「ふふ、諦めませんわよ?」
不敵に微笑む彼女は空のグラスを俺に渡すと、颯爽と店の中へと戻って行ったんだ
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