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苺な彼とビールな僕

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. 恋する君は花の香り 16











~Cside~








「あ、適当に座って!!飲み物持ってくるよ」



「ふふ、はい///」



「なんか色々ごめん、部屋とか汚くて」



「ううん、全然大丈夫、あ、ほら、お母さんが呼んでる」




「……へっ?ったく!!ちょっと待ってて」








そう言ってバタバタと部屋を出て行くユノに思わず頬が緩む






急に来ちゃって悪かったかな、でも……一度ここに来てみたかったから







部屋は確かに散らかっているけど、何かかえって落ち着くような……






隣にあった祖父母の家はとっくに取り壊されて、今はどこに住んでいるのかもわからないそう






そういう僕だって居場所なんて聞いてないけど、ひょっとしたら母さんは知っているのかもしれないな






ぼんやりと外を眺めていると、飲み物を持ったユノが心配そうに僕の顔を覗き込む






「チャンミン?」



「あ、うん」



「どうかした?何か、思い出したとか?」



「ううん」



「そっか、慌てることないよな!!とりあえず飯食おう!!な!!」




「はい///」










チキンの箱を片手に持ってにっこりと笑うユノの笑顔に、なんだかとても心が癒される気がした僕だったんだ





























ご訪問ありがとうございます(⑉• •⑉)♡

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