苺な彼とビールな僕

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～Yside～









すっかり眠っちまったハルをベッドへと寝かせると、汗で張り付いた前髪をそっと撫でてやる





子供って本当に汗だくで寝てるよな（笑）





軽く汗を拭いて冷えないようにブランケットをかけてやると、コテンと丸くなって眠るから思わず笑ってしまった





見かけは俺に似てるって言われているけど、こういう仕草とかチャンミンに似てると思う






ま、チャンミンの寝姿なんて誰にも見せらんねーけどな






そんな事を考えながら子供部屋から出ると、ちょうどチャンミンがバスルームから出たところだった






ほんのり赤く染まった肌がやけに艶っぽくて思わず視線を逸らす





なんだよ、このまま襲いたくなっちまうじゃん///






「ハルは寝た？」



「ああ、ぐっすりだ」



「そう、はしゃいでたから」



「ああ、本当に（笑）」



「………ユノ、あの……あのね……」



「ん？」



「ううん、何でもない、早くシャワー浴びて？ユノも疲れたでしょ？」









そう言ってフイとベッドルームへと消えて行くお前





あれ？なんだか様子がおかしいような……





気になって追いかけるとぼんやりとした灯りの中ベッドの端で小さくなるお前がいて






その様子があまりにも寂しそうで、駆けよって抱き締めずにはいられなかった俺だったんだ

2018-07-08 17:00 ｜カテゴリ : 俺の婚約者殿 ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)