苺な彼とビールな僕

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～Cside～






「あの、ヒチョルさんとは……？」



「ああ、ヒチョルとは昔からの知り合いでね」



「そうなんですか、知らなかった」



「あいつは交友関係広いからね、でも俺も知らなかったな」



「……え？」



「こんな美人な従兄弟がいること」



「………///」





そう言ってパチンとウィンクをするカン選手、なんだよ美人って……僕、男なんだけど///




ふと気がつくと僕らはバスケ選手に囲まれていて、僕らを紹介してくれたヒチョルさんはとっとと別の所へと行ってしまったし




こ、こういうの苦手なんだけど///




初めての人達ばかりで緊張気味だったけど、カン選手もソ選手もとても気さくな方達で僕らはすぐに打ち解けてしまった





しまいには庭にあるバスケットゴールでフリースロー大会なんて始まっちゃって





僕だってかなり背の高い方だと思うけど、頭をポンポンと撫でられて、こういうのってなんか新鮮、だな（笑）





「喉乾いたね、冷えたビールでも取ってくるよ」


「あ、僕も行きますよ、チャンミンは座ってて」





そう言ってキュヒョンとソ選手が席を立って、僕とカン選手は庭にあるベンチへと腰掛けた




さっきからやたらと距離が近いのが気になるけど、あまり無下にもできないし、ハーフだって話してたからこの人には普通のことなんだろう




「腕、細いな」


「……え？」


「でも、うまそう」


「………あ///」






カン選手は僕の腕をがっしりと掴むと、そのまま手首に強くキスをしたんだ

2018-03-02 17:00 ｜カテゴリ : うちの秘書が真面目で困ってます ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)