苺な彼とビールな僕

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～Yside～







「とりあえずうちの部署説明するから、えっと、外回りは初めて、だよな？」



「そうですね、どちらかというと苦手な方なんですが」



「そうなんだ、ま、慣れだよ慣れ！！」



「はい、頑張って慣れます」





そう言って困ったように眉を下げるシム・チャンミン、どうしよう、すげー可愛いんだけど///




生まれてこの方男になんて興味はなかったけど、こんな奴と一緒にいたら変な気分になっちまいそう





全く、初日からこんな調子で一体どうすんだ！！





周りの女子社員もそわそわと落ち着かない様子だし、後輩のミノですらポヤッと見惚れちまってるし




………なんだか先が思いやられる






「えっと、シム君は……」


「呼び捨てでいいですよ」


「あ……じゃあ、チャンミン？」


「……えっ？///」





しまった、イキナリ名前はマズかったか！！俺ってば親しみの意味を込めて部署のみんなは名前で呼んでるから……





「あーー悪い、えっと」


「い、いえ、大丈夫です///」


「そ、そうか？」


「ふふ、はい///」





そう言って笑うチャンミンの綺麗な瞳が、ほんの少し潤んだように見えたのは気のせいだったのかもしれないな

2018-03-02 07:30 ｜カテゴリ : Begin Again ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)