. スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
. あなたがいれば 4
~Yside~
『遠縁の子を預かることになった、詳しくはイトゥクに伝えてある、面倒を見てやってくれ』
そういえば父にそんなことを言われた気がする……
食事の前に挨拶をとキツく言われて、着替えを済ませると仕方なく二階の角部屋へと向かった
………大学一年生、か
どんな事情かは知らないが、ここで暮らすからには顔ぐらいは見ておかないといけない、よな
気乗りはしないが一つため息をついてドアノブに手をかける
ああ、ノックぐらいすればよかったと思ったのはすでにドアを開けてしまった後で
そろりと中を覗き込めば部屋の中は静まり返っていて、夕闇に包まれようとする空が大きな窓に映りこんでいた
………いない?
ソファで丸くなる塊がもそりと動く、なんだ、そんなところで眠ってしまったのか
来て早々に昼寝とは、かなりの度胸の持ち主かもしれないな(笑)
……どれ、寝顔でも見てやるか
図々しくもすうすうと寝息を立てる彼に近づいて、そっと顔を覗き込んでみる
……その瞬間息が止まるかと思った
ふわふわの前髪
閉じた瞼を覆う長い睫毛
艶やかな肌はまるで陶器のようで
その瞬間に恋に堕ちていたことを、その時の俺は気付きもしなかったんだ
遅くなりました(;´Д`A
ご訪問ありがとうございます(⑉• •⑉)♡
ポチッとしていただけると妄想ばびゅんと爆走いたします.。o(♡)
にほんブログ村
- 関連記事
-
- あなたがいれば 6 (2017/07/16)
- あなたがいれば 5 (2017/07/15)
- あなたがいれば 4 (2017/07/14)
- あなたがいれば 3 (2017/07/13)
- あなたがいれば 2 (2017/07/12)
. トラックバック
この記事のトラックバックURL:http://yukision.blog.2nt.com/tb.php/1569-74952c66