苺な彼とビールな僕

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～Cside～






『ではチャンミンさん、ユンホさんをよろしくお願いしますね』



そう言って出ていってしまった二人を呆然と見つめるこの人、チョン・ユンホさん



こうやって側で見ると本当にイケメンだな、綺麗な横顔、厚い胸板にスラリと伸びた足



そして何より黒眼がちなアーモンドアイ////




こんなにかっこいいのに唇を尖らせて仏頂面とか、かっこいいっていうより可愛いって感じかな




「……あー、えっと」


「チャンミンです、シム・チャンミン」


「シムさん」


「チャンミンで良いですよ、ユンホさん」




ユンホさんは頭をボリボリと掻きながらどかりと僕の前に座ると、肘をついてじっと見つめるから目が離せなくなってしまう




「……じゃあチャンミン、経緯がよくわかんないんだけど」


「……？」


「俺さ、次男だし金ないから」


「……はっ？////」


「将来は独立するつもりだし、金目当てとかならやめといたほうがいい」


「………ぷっ……あははは////」




真剣な眼差しでそんなことを言われるなんて思っても見なくて、僕は思わず吹き出してしまった



「笑うとこじゃねぇ！！」



そう言ってもっと睨まれてしまったけど、あなたがあんまりどストレート過ぎて…



「僕がお気に召しませんか？」


「あ、いや、そういうことじゃ…」


「女性の方が良かったとか？」


「いや、俺は別にどっちでも…」


「そう、なら良かった」


「……は、はあ////」


「とりあえず食事を運んで貰いましょう、僕お腹すいちゃったんです」


「……へっ？////」







僕の言葉にフリーズしてしまったユンホさんの顔が可笑しくて、また吹き出してしまった僕だったんだ

2017-06-03 17:00 ｜カテゴリ : 俺の婚約者殿 ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)