ほろ酔い鈴カステラ 10

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～Cside～

ドンへさんに勧められた苺のワイン、今までほろ酔いシリーズしか飲んだことがなかったから不安だったけど

いつかユンホさんとワインを飲んでみたいし、練習のためにも思い切ってこくんと口に含んでみた

だってユンホさんの大好きな苺だし/////

口の中に苺の香りが広がって、甘くてジュースみたいで僕はふわふわといい気持ちになっちゃって

「ユンホしゃん、おいしいれす/////」

心配そうなユンホさんにちゃんと伝えた筈なのに、なんだか舌が重くて上手く話せない

もしかしてまだ喉が乾いてるのかな、もうちょっと飲んでみようかな

もう一度こくこくとワインを飲み干すと、ユンホさんが僕の紙コップを取り上げた

「おお、いい飲みっぷり！！」

「……っ！！バカ！！飲みすぎだ！！顔真っ赤だぞ！？」

「ユンホしゃんおこってう？/////」

「怒ってんのはドンへにだよ！！ったくほんとお前はロクなことしねーな！！」

ユンホさんに怒られたドンへさん、申し訳なさそうに頭をぽりぽりと掻いていて

「ドンへしゃん悪くないれすよ？ユンホしゃんおこらないれ/////」

「あーー！！ったくお前は！！ったく！！こいっ！！」

「……え、ええ！？……/////」

突然ユンホさんは僕の手を引いて席を立った、痛いほど握りしめた手は少し汗ばんでいて

僕怒らせちゃったのかな

調子に乗ってお酒飲んじゃったから？

ユンホさんに嫌われたら生きていけないのに

先に行くユンホさんの背中が滲んで見えて、ポロポロと涙が零れだす

「バカ、泣くな」

「……グスッ……ユンホしゃ……んっ/////」

人気のない場所でくるりと振り返ったユンホさん、驚いて立ち尽くす僕をふわりと抱きしめて、優しいキスをくれたんだ

先日ある読者様から『抹茶味の鈴カステラありましたよ！！』と、ご報告いただきまして♡

いちごミルク味もあるそうなので本当に三段弁当に詰めてみたいです(●´艸`)ﾑﾌﾌ

ご訪問ありがとうございます*ˊᵕˋ)੭

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