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苺な彼とビールな僕

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. 鈴カステラの花火大会 8










~Yside~







「………ユ、ユンホさんっ///」




「こら、じっとしろって」




「だ、だってせっかく動画見てたのに……あっ///」




「ん、また明日な」




「………ちょ……あっ///」








バタバタと暴れる体を抱えるようにしてベッドルームへと連れて行く






真剣に動画を見る姿になんだか妬けちまうとか、まったく俺ってどんだけコイツに夢中なんだ






そっとベッドに沈めた体は既に熱を持っているくせに、嫌々と首を振るから蕩けるようなキスを沢山してやった








「………んっ……く、くるし///」




「気持ちよくないか?やめる?」




「………ん、気持ちいい、です///やめ、ないで……?」







そう言って俺を見上げるバンビアイ、細い腕を絡ませてのおねだりとか







聞かないわけにはいかない、よな







来ていた服を全て剥ぎ取って露わになるのはうっすら朱に染まる艶々の肌






恥ずかしそうに体を捩るから腕を掴んでシーツに縫い付けてやった







「………ユンホ、さん///」




「隠すなよ」




「だ、だって…………あっ……ああっ!!///」









ゆっくりと体をなぞるように上から下へ降りていくと、ぬらぬらと蜜を垂らすソレをねっとりと口に含んだんだ























. やっぱ気になるチャラい奴 1











~Cside~









「へえ、社員証に写真ねぇ(笑)で、そいつとはどうなったの?」




「べ、別にどうもしないけど///」





「そうなんだ、随分仲良くなったみたいじゃん」






「だ、誰が!!///」








ニヤニヤとするキュヒョンをひと睨みしてジョッキのビールを飲み干す僕






今日は仕事終わりにに親友のキュヒョンと久々の飲み会







そういや酔っ払って潰れた夜からキュヒョンと飲むのって始めてからもしれない







同じマンションだし、ちょくちょく連絡は取ってるしお互いの近況なんかは話しているものの







まさかアイツとの事とか言えるワケないし!!







………でも最近の僕の行動の殆どにアイツが絡んでいるから話さないわけにはいかないし







それにお友達から始めましょう、なんておままごとみたいな事言われちゃってるし







ま、その割にはここ一週間ほど連絡はないんだけど……








「あれ?急に元気無くなった?」




「はっ!?まさか!!誰がアイツのことなんか!!」




「………僕なんも言ってないけど(笑)」




「あ///」









箸を持ったままフリーズしてしまった僕は、この後キュヒョンに問い詰められてしまったんだ























. 鈴カステラの花火大会 7












~Cside~










「だからさ、ここをこうしてさ」




「あ、えっと待ってください///」




「ここ止めて見てみろよ、よくわかんだろ?」




「こ、ここですか?」









リビングのテーブルに置いたパソコンの画面を必死に覗き込む僕とユンホさん






ご飯の後パソコンで浴衣の着付け動画を見てるんだけど、どうもよくわからない






なんせ浴衣なんて生まれてこのかた着たこともないし、ユンホさんだってすごく久しぶりだって言ってたし





それに着崩れするって言ってたし!!






こういうのは予習が必要だってドンへさんも言ってたんだ、うん






2、3日後には商店街のおばちゃんが浴衣を直して持ってきてくれるみたいだから、それまでに着付けを覚えてしまいたいのに






ユンホさんはさっきから僕のお尻を撫でたりとか、脇をなぞったりして邪魔してばかり







………そんなことされたら体が熱くなってきちゃうのに///








「なぁ、チャンミン、浴衣が届いたら早速着てみなきゃな」




「そ、そうですね///」




「で?浴衣の下は何着るんだ?」




「……え?あ、普通に下着、とか?///」




「ふふん、履かなくてもいいんじゃねぇか?」





「………へっ?あっ///」




「どうせすぐに脱ぐことになるんだからさ」




「な、何を……あっん///」









そう言ってニヤリと笑ったユンホさんは、僕の耳朶をパクリと口に含んだんだ

















. チャラい奴には興味はない 27













~Cside~












『恋人がダメならせめて友達からでも、ね?』









優しく手を握られて、アーモンドの瞳で見つめられてどうすることもできず……







僕は、つい頷いてしまった!!///








あの日、流されるがままに美味しいものを沢山ご馳走になって






それでも油断しちゃいけないって気を張り詰めていたのに






結局何もされずに帰してもらえて………


なんだろ、気が抜けたっていうかなんていうか







べ、別に何か期待してたわけじゃないけど!!///








やけに真剣に見つめる瞳が頭から離れないとか!!






最初はグイグイ攻めてくる感じだったのに、急にあんな風になられたら///






それでも次の約束があるわけじゃないし、次はいつ会えるかもわかんないワケだし





………別にあんな奴のことなんか








「よ、シム!!おはよう」




「あ、先輩おはようございます」




「はは、今日はちゃんと社員証持ってきたか?」




「も、もちろんです!!」




「………おい、お前、それって(笑)」




「………へっ?ああっ!!///」









得意げにかざしてみせた社員証の上には、何故かあのチャラい奴の写真がしっかりと貼られていたんだ



































. 鈴カステラの花火大会 6












~Yside~










「ユンホさん、僕浴衣って初めてです!!///」





「ああ、俺も久しぶりだよ、着付けもしてくれるらしいから助かるよ」




「き、着付け、ですか?///」




「ああ、ちゃんと帯を結ばないと着崩れちまうだろ?」




「着崩れ……そっか、そうなんだ///」








なにやらブツブツと呟いて考えこんでしまう鈴カステラ





バイト終わりにこうして二人で帰るのも久しぶりな気がする





最近はすっかりこっちの生活にも慣れてきて、攫われグセも身を潜めているし






せっかくの花火大会だ、楽しまなきゃ、な






今日あったことなんかを話しながら歩く帰り道はのんびりとして






ああ、こいつと一緒にいるだけで俺って癒されてるんだって






「ユ、ユンホさん?」




「ん、ああ悪い、なんだっけ?」




「あ、えっと、浴衣の練習した方がいいですか?」







そう言って俺を真剣に見上げるバンビアイ、身長は変わらない筈なのに、その上目遣いは反則だろ







「ふふ、浴衣の練習ってなんだよ」



「………だ、だって、着崩れとか言ってたし、その///」



「ふふん、それもいいかも知れないな」




「……へっ?///」








俺の言葉にキョトンとするお前の鼻をチョンと突いて、ついには吹き出してしまう俺だったんだ



































. コメントお礼などなど










皆様こんにちは◡̈⃝⋆*

このブログの管理人紫苑☆です






いつも私の拙いお話を読んでいただきありがとうございます!!



そして温かいコメントも沢山!!

本当に感謝しかありません~





お話のヒントも頂いたり、やらかしたのをこっそり教えていただいたり←




ほんとにほんとにありがとうございます(*´∀`*)ノ。+゚ *。





実はもう昨日になってしまったのですが、こちらのブログ開設丸4年を迎えました!!






一応めでたい‹‹\(´ω` )/››‹‹\(´ω` )/››






そして何か記念にお話をと思っていたのですが見事に寝落ちしてしまい←






そのうち書きますね、はい( ;∀;)








さてさて、私、少し前にブログ専用ツイ垢を作りまして、たくさんのフォロリク頂きありがとうございました!!






沢山いいねやリプもありがとうございます♡♡♡






この先のお知らせや読者様との交流の場にと思い呟いております






つか、昼間はほぼいませんがwww






すいません、フルで働いております、貢ぐために(笑)






なんせお金のかかる彼氏ですから←








話は逸れましたがご存知の通り私はユノさんとチャンミン、二人の東方神起を応援しています






ブログはどなたがお読みいただいてもいいのですが、ブログのツイ垢は二人の東方神起を応援している方に限らせていただいてます






フォロリク頂いてる方ごめんなさい







その辺りは理解して頂けると嬉しいです!!









あと、鍵垢の方はDMにてお知らせくだされば承認いたします








色々と面倒くさくてすいません←

本人もよくわかってなくて( ;∀;)←






ではでは、本日はFNSですよね~



頑張って働いて夜に備えましょう!!








紫苑☆でした































. チャラい奴には興味はない 26













~Yside~










「またまたご機嫌だな」





「ふふん、まあね」





「へえ、今日は否定しないんだな、なんだ~新しい鴨でも見つけたのか?」





「ばっ!!鴨じゃねえっての!!」





「うお、ガチなやつか!!」







カウンターでグラスを拭きながら大袈裟に驚いてみせるドンへ







ったく、完全に面白がってやがる(笑)








昨日会ったチャンドラにお友達から、なんて言っておいて







さて、どうやって早々に墜とそうか、とか考えてる俺って割と最低な奴だと思う






このまま体から入っちまってもいいが、体だけの関係とか望んでないし






我ながら驚くほどチャンドラには参ってるようだし






飯をいっぱい食うところとか



クールに見えて実は推しに弱いところとか







よくぞ今まで無事にいてくれたと神様に感謝しかないよ








でも、確か彼女と別れたばっかりだって話していたっけ







それはそれでムカムカするな








あの可愛いチャンドラを振るなんて一体どんな目してんだよ








ま、それがあっての今だから一応感謝しなきゃいけねーかな!!







「で?話進んでんのか?」




「ああ、店終わったら打ち合わせしようぜ」




「りょーかい」









ニヤニヤとするドンへをひと睨みして、アメリカーノを一気に飲み干したんだ

















































. 鈴カステラの花火大会 5












~Cside~









「チャンミン、お迎えが来たぞ」




「あ!!ユンホさん///」




「チャンミンお疲れ、遅くなってごめんな」




「ううん、全然大丈夫です!!ユンホさんこそお疲れ様です///」







カウンターからピョンと飛び降りてユンホさんに駆け寄る僕






今日はバイト終わりに迎えに来てくれることになっていたから、仕事が終わってもまだお店で待っていたんだよね






駅に着く時間は連絡を貰っていたし、ちょっぴり遅いなって思ってたところだった






カウンターに座ったユンホさんは僕の髪を撫でながらにっこりと笑う






……….うわ、やっぱり今日もかっこいい///







毎日見ている筈なのに全然慣れないっていうか、日に日にイケメン度が増してるっていうか……





ドンへさんの出してくれたコーヒーの氷がカランと音を立てる






あんまり見つめられると恥ずかしくなっちゃうのに、ど、どうかしたのかな?///






「なあチャンミン、お前浴衣って着たことあるか?」




「……へっ?ゆ、浴衣?///」




「そう、ほら、お祭りに着ていくやつだよ」




「あ!!あの、着物みたいな!!///」






お店に貼ってあるポスターに載ってるモデルさん達が着てるやつ?






夏祭りはあれを着て行くんだって皆んなで話していたっけ








「商店街のおばちゃんがさ、浴衣着せてくれるってさ」




「あー!!ユノ!!お前エロいこと考えてるな!?」




「ばっ!!ちげーよ!!///」











ドンへさんの言葉に慌てるユンホさんが可愛くて、思わず笑ってしまった僕だったんだ





























. チャラい奴には興味はない 25












~Cside~










「ん、美味しい!!」




「ふふ、だろー?ここの店長アレンジがうまいんだよ」








そう言って目の前で微笑むチャラい奴






今日も腹の立つくらいイケメン、なんだよね///






忘れてた社員証をもらったらすぐに帰る予定だったのに






結局絆されて一緒にご飯を食べているとか!!







ああ、僕ってつくづく食べ物に弱いんだ……







『時間がないからうちの店の近くに来てくれる?』







なんて言っておいてこんな所で油を売っているとか、こんなオーナーで大丈夫なのかな






ま、僕が知ったことじゃないけど!!







「で、チャンドラ考えてくれた?」



「へっ?///」



「惚けるなよ、俺と付き合う話!!」



「なっ!!まだそんな事を!!///」



「俺、結構一途なんだぜ」



「し、知るかっ!!誰が男となんか!!///」







ジリジリと詰め寄る奴から距離を取る僕、ここはキッパリとお断りして金輪際……!!






と、思っていたところにぎゅっと手を握られて見上げる先にはキラキラのアーモンドの瞳






そ、そんな顔されたって!!///






「俺、本当にチャンドラに惚れちまったんだ」




「!!!!///」




「恋人がダメならせめて友達からでも、ね?」



「……うっ///」









ぎゅっと手を握られて捨てられた子犬のように見つめられて、僕はついうっかりと首を縦に振ってしまったんだ































. 鈴カステラの花火大会 4












~Yside~









「は?浴衣、ですか?」





「そうなのよ、チャンミン君とユンホさんにどうかと思ってね~ちょっと裾を直せばイケると思うのよ」




「は、はあ///」









バイト帰りのチャンミンを迎えに行く途中、商店街で突然呼び止められて







こんな所で誰かと思えばドンへの店の常連のおばちゃんじゃないか






グイグイと腕を引かれて連れていかれたのは服のリフォームをしている店で







いきなりメジャーを出して寸法を測り始めたから面食らってしまった!!








「いえね、うちの息子の浴衣が出てきたからね、二人にどうかって思ってね~」








そう言って嬉しそうに浴衣を当ててみせる常連のおばちゃん






息子さんはとっくに自立したから、時間を持て余しているらしい







鈴カステラに浴衣、か







花火大会も行ったこと無さそうな感じだったし、勿論浴衣だって着たことがないだろうし






……喜ぶかもしれないな






それにアイツの浴衣姿とか、可愛いに決まってる









浴衣をわけてもらうならそれなりにお礼をしなきゃいけない、なんて思っていたのに







『モーニングで行った時に鈴カステラ大量に貰ってるから大丈夫』








なんてニヤニヤしながら言われてしまって、ちょっぴり照れ臭くて口元を隠す俺だったんだ







































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紫苑☆

Author:紫苑☆
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