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苺な彼とビールな僕

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. 奥様は床上手 16













~Yside~











「は!?音信不通!?」




「そうなんだよ~全然連絡こなくなっちゃったんだよぉ(泣)」








そう言って大袈裟に俺の前で項垂れるシウォン、ったく、まだ仕事中だってーの!!






あまりのシウォンの落ち込みように周りのみんなもクスクスと笑ってるし






まあ、確かにキュヒョンのことは最近稀に見るハマりようだったから、落ちるのも無理はないかも






しかし意外にもキュヒョンって小悪魔だったのか、いや、小悪魔といえばうちの奥さんの方が………











『…………だって、僕、何も出来ないし、ユノに満足して欲しいから///』










こっちが思いもよらない思い込みでぐるぐるしちゃって、可愛いったらありゃしない






いったい何をしてくれるつもりなんだろう







『ぼ、僕!!スキルアップに努めます!!』







なんて朝から手をグーにして決意表明されちまったら、それに応えないわけには………








「………ユノ、聞いてないな?」




「へっ?ああ、悪い悪い」




「チャンミンから何か聞いてないか?なあ!!ユノヤ~」




「だあっ!!触んなって!!んーーそういや、なんかゲームするって言ってた気が……」





「ゲーム!?キュヒョン家でか!?それかお前んち!?行っていいか!?なぁ!!」





「ぐえっ!!く、苦しい、バカ!!やめろって!!」





「ユノォォォ~」











悲痛な顔で飛びかかろうとするシウォンをどうにかかわして、大きく溜息をつく俺だったんだ
























































. 奥様は床上手 15












~Cside~








「ん、じゃあスキルアップしよう、な?」




「ス、スキルアップ?あっ、ああっ///」






そのあとのことは、実はよく覚えていない………







だってユノってば許してって言っても全然離してくれないし、膝の上で散々焦らされてそれから///







もう気持ち良すぎて目の前がチカチカしちゃって、とにかく必死にユノにしがみ付いていたことだけ覚えてる







結局……ユノにされてばっかりだったんだよね







スキルアップって言ったくせに///








大学のカフェでノートを広げたまま昨日の事を考えていたら、顔がどんどん熱くなって慌ててパタパタと手で扇ぐ





まったく、どんな悩みだよ……






でも、ユノは全く気にしていないみたいだったし、僕の考え過ぎ、なのかな……







「おい、チャンミン」




「おわっ、キュヒョン!!」




「なんだよ赤い顔して、また最愛の旦那様の事でも考えてたのか?」






………やだ、すっかりバレちゃってるじゃん!!///






そ、そんなに顔に出てたのかな?///







「はあ、幸せそうでいいな、お前は」




「キュヒョンこそ幸せでしょ?」




「まあ、求められすぎってのもね」




「そう、なの?」









盛大に溜息をつくキュヒョンをじっと見つめる







好きな人から求められる事って幸せな事だと思うのに……







「別れるのはどうかと思うからさ、ちょっと距離を置くことにしたんだ」




「き、距離?」




「うん、だから協力してくれよな?」




「あ、うん///」








にっこりと笑うキュヒョンの笑顔に、なんだか悪い予感しかしない僕だったんだ



















. 奥様は床上手 14











*ちょっとR18です♡


~Yside~











「………だ、だから…キュヒョンに……そうだんされて、あっ……はっ……ぁあん///」




「ふうん、それで?」




「そ、それから……あっ……じぶんで……も……色々……んんっ///」





「うん?調べたんだ?」




「………う、うん……///」








今正に俺は尋問の真っ最中、膝の上で甘い声を上げる奥さんの体をさわさわと撫で上げる






下半身はしっかりと密着したままだから、お互いのソレは痛いほどに膨らんで







擦れる度にピクピクと跳ねる体が堪んない








肝心な所には触れずに質問を重ねていくと、まあ、大体の事情はわかってきた気がする









「………あっ……ユノ……もう///」





「まだダメだ」





「そ、そんな……」







散々焦らされて辛いのかもじもじと腰を揺らしての上目遣いとか






しかも隠し事ってのは俺達の夜の営みについてだとか!!







「チャンミンは俺に満足してないの?」




「えっ!?ま、まさか!!そんなわけない!!絶対そんな事ないよ!!」








俺の言葉に慌てて否定する君が愛おしい、そんな顕な姿で必死の表情とか






余計に煽られて困っちまう







「ならいいけど、うちの奥さんは積極的だな?」




「………だって、僕、何も出来ないし、ユノに満足して欲しいから///」




「ん、じゃあスキルアップしよう、な?」




「ス、スキルアップ?あっ、ああっ///」









捲り上げたシャツから覗く可愛い突起をジュッと吸って、跳ねる体を強く抱きしめたんだ


































. 奥様は床上手 13












~Cside~












「何か俺に言いたいことがあるんじゃないか?」










不意に抱き寄せられたかと思ったら、グッと顔を覗き込まれて心臓が飛び出してしまいそうになる







いくらキュヒョンの事とはいえ、その……ソッチの話をしていたから恥ずかしくて仕方ないのに
 





そしてまさか僕らの夜の営みのことを考えていたとか言えるわけないし






面と向かって話す事じゃないと思うんだ、うん///







でも……ユノはどう思ってるんだろう







僕でちゃんと満足してくれてるのかな、足らないところがあったら直さなきゃいけないし







僕、まだうまく出来ないし///







「こら、なんでどんどん赤くなるんだ?」




「………ユノ、あの、あのね///」




「うん?」




「いや、やっぱりいい!!///」




「は?こら、ちゃんと言えって」




「ちょ……ユノ!!ん///」








必死に離れようとするのに話して貰えなくて、首筋をペロリと舐められた!!






そ、そんな事したら!!///







「お仕置きだな」




「えっ!?///」




「言うまで許してやらないよ?」








そう言ってニヤリと笑うユノの笑顔に、体の奥がジンと熱くなる僕だったんだ









































. 奥様は床上手 12













~Yside~











「え?ソッチの悩み?」



「う、うん///」







あのままチャンミンを美味しく頂いても良かったけど、飯だって作ってくれてるし





キュヒョンの話だって聞かなきゃいけないし






飯を食ってシャワーを浴びて、やっとのことで話を聞いてみればまさかの!!







「あーマジか、そうなんだ」




「ご、ごめんなさい、僕……なかなか言えなくて///」






そう言ってしゅんと項垂れてしまううちの奥さん、そうだよな、そりゃあ言いにくいよな






それでなくても恥ずかしがりやなのに………







「会うたびにそういう風になるのを疑問に感じてるみたいで」




「………うーん、これは他人が口出しするべきじゃないな」




「う、うん///」








それにしてもさっきから真っ赤になってもじもじとしちゃって気になって仕方がない






何か他に気になることでもあるのか?







「チャンミン?」




「は、はい///」




「何か俺に言いたいことがあるんじゃないか?」




「えっ?///」




「そういう顔してる」




「わ!!ユノ///」




「ちゃんと話して?ね」




「………///」







グイと腕を引いて体を抱き寄せると、更に俯いてしまう顔を下から覗き込んだんだ


































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紫苑☆

Author:紫苑☆
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