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. 夜咲く華は蝶のように 26
*R18です♡
~Yside~
『チャンミン、俺、もう限界』
そんなカッコ悪いセリフで押し入った君の中は、とても熱くて、狭くて…俺のソレをすっぽりと吞み込むと苦しいほどに締め付ける
ハッハッと苦しげに息を吐くくせに…キスを求めるその姿は妖艶で、潤んだ瞳はしっとりと俺を見つめていて
「辛くない?」
「…ん、だいじょ…ぶ/////」
しばらくじっと馴染むのを待って、ゆっくりと腰を揺らし始めると、苦痛に歪んだ表情がやがて熱を宿し、甘い吐息を吐く頃には二人とももう限界で
「……あっ!!…ふぅっ…あああっ!!/////」
「…くっ…チャンミン、チャンミナ…!!」
白い背中を反らし快感に震える体を抱き締めて、ありったけの愛を込めてキスをした
「ねえ、チャンミン、初めて会った時から、ずっと忘れられなかった」
「…僕は…酷い人だって…思いました」
「ふふ、そうだね、君は華のように綺麗で」
「…華とか、そんなの嬉しくない/////」
プイッと逸らした顔が膨らんでるから、つい頬に触れたくなる、耳が赤いから照れてるのバレバレだよ
「チャンミナ、君には華がある、甘い蜜に誘われるように皆君に群がるんだ」
「…な、何言って!!/////」
「でも、よそ見はダメだ、俺だけ見て?」
「…ユノヒョン/////」
「愛してる」
「……/////」
「ふふ、君が言わなくても俺が倍言うから、ね?」
「……キザ」
「ね、もう一回いい?」
「……嫌だって言ってもスルんでしょ?////」
憎らしいのに可愛くて、甘い言葉一つ囁いてくれない俺の恋人、桜色に染まる唇にそっと口付けた
. 夜咲く華は蝶のように 25
*R18です♡
~Cside~
出会いは衝撃的で、その日は最悪の日だったのに、今僕を見下ろす黒目がちな瞳は…優しくて、僕を捉えて離さない
「チャンミン、愛してる、何度でも言うよ、愛してる」
「……/////」
目を逸らしてしまいたいのに…大きな掌で頬を包まれて、何度も唇が落ちてくる
「……んっ…ふぅっ…あ…」
息苦しさに漏れる声、熱くなる体を抑えらなくて、堪らず伸ばした指は絡め取られ、愛おしむように口付けられて
「君が欲しい」
「…ユノヒョ…ン…」
「ユノって呼んで?」
「……ユ…ノ…んっ/////」
いつの間にか服は剥ぎ取られ、生まれたままの姿で肌を重ね合う、あなたの温もりが、鼓動が、僕の心を震わせる
ユノヒョンの指が、舌が、身体中を這い回り、僕をあなた色に染めていくんだ
与えられる快感に何も考えられなくなった頃、僕の奥へと伸ばされた指は、抽出を繰り返し、ゆっくりと内側を解し始める
「…あっ…や…あぁ…/////」
「気持ちいい?」
「…なん…か…おかし…く……」
「綺麗だよ、そのまま俺を感じて?」
目の前がスパークするような初めての感覚、僕は必死でユノヒョンにしがみつくしかなかったんだ
. 夜咲く華は蝶のように 24
~Yside~
「なんだって!?テミンが!?」
リョウクからの電話、その日は打ち合わせがあって店には行かない予定だった
…ったく、テミンの奴!!どういうつもりだ
テミンは家出同然に街を彷徨っていたところを俺が拾ってやった、彼の両親は離婚してお互いに再婚相手もあり、行き場所を失っていて…
俺のことを慕っているのは分かっていた…が、テミンのことは弟にしか思えなかったからずっとうやむやにしてきてしまった、それが今になって!
…それよりチャンミンだ!!
俺は仕事を手早く終わらせると、真っ直ぐにマンションへと戻った
部屋の電気は消したまま、まだ帰ってないのか?
「チャンミン、いるのか?」
灯りをつけるとベッドルームのドアが少し開いているのがわかる、そっと中へ入るとこんもりとベッドで丸くなる塊
「チャンミン?」
「………」
「…テミンに何言われた?」
シーツを一気に捲り上げると睨み返す大きな瞳、涙の跡が見えるのは気のせいじゃないよな
「………こ、恋人だなんて、嘘ついて」
「ん?」
「そんなこと言うからテミンって子も誤解して…!!」
「ごめん、訂正するよ、まだ恋人じゃなかった」
「………え、まだ?」
「そう、今から恋人になって?」
「う、嘘だっ…!!////」
「ほんとだよ、君が好きだ、シム・チャンミン」
「………っ!!ユノヒョンはずるい…/////」
ポロポロと溢れる透明の雫、唇で拭いながら頬に鼻に、唇を落としていく
君の気持ちは涙が教えてくれる、ほら
…好き、好き
そう聞こえる
少し朱に染まった頬、ゆらゆらと揺れる瞳、浅く開いた唇にそっと口づけを落とした
. 夜咲く華は蝶のように 23
~Cside~
ユノヒョンに店から強引に連れて帰られたあの日、本当に最後までその…シテしまうんだって思った/////
強引なあの人を拒みながらもときめいている自分がいて、本当はもう抱かれてもいいか、なんて…
…コスしてSEXとかは正直嫌だった、でも
触れられるだけで熱くなる体、自分でもどうしようもなくて、初めて会った時から多分僕は…
熱いシャワーを浴びせられて、ユノヒョンの手の中でイッた後、朦朧とする意識の中で聞こえた言葉
『チャンミン、好きだ』
あれは、あなたの本心…?
グラスを拭きながらぼんやりとしてしまいリョウクさんにも心配をかけてしまった、いけない、バイト中なのに
そんなとき蹴るようにドアを開けて怒鳴り込んできたその人!!
僕の名前を呼んでズカズカとこちらへとやってくる、リョウクさんが止めるのを振り切って僕の目の前に立ちはだかった
「あなたがシム・チャンミン!?」
「そうですが何か?随分失礼な方ですね」
「僕はイ・テミン、言っとくけど絶対に認めないから!!」
…何言ってんだこの人?
「聞いてんの!?あなたがユノヒョンの恋人だなんて絶対に認めないからね!!」
突然の出来事に呆然とする僕を、テミンは刺すような視線で睨みつけたんだ
. 夜咲く華は蝶のように 22
*少しR18です♡
~Yside~
……あの日、チャンミンを抱こうと思った
だが、チャンミンは何か誤解しているようで、コスしてSEXとか全く考えなかったのに、そんな風に思わせてしまった自分に腹が立って
嫌がる君をバスルームへと連れて行き、ウィッグも、メイクも、全ての服を剥ぎ取って、二人で熱いシャワーを浴びた
…嫌がって体を捩らせるくせに揺れる瞳は熱を宿して、扇情的で…湯気の中に浮かぶ白い肢体を掻き抱いて何度も唇を奪った
逃げようとする体を背中から抱え込み、さっきイッたばかりで敏感になったソコをクチュクチュとスライドさせる
「…やっ…やめ……イッちゃ…/////」
「ん、イッていいよ」
「…はな…せっ…あっ!!あああっ!!」
ビクビクと体を震わせてチャンミンはすぐに絶頂を迎えた、続けて与えた強い刺激に意識は朦朧として全身の力が抜けてしまったようだった
「…チャンミン」
「……や…」
「チャンミン、好きだ、おかしくなるくらい…」
「…や…嫌い…」
「俺は好きだよ、チャンミン愛してる」
「…嘘…ばっかり…/////」
「嘘じゃない、俺を受け入れて?」
「…………」
閉じた瞼から溢れる一筋の涙、そのままチャンミンは意識を失ってしまったんだ