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. チャンミナのお茶会 14
~Yside~
……実はあの後少し変わった事がある
『ユノ様、あの……お、お帰りなさい////』
いつもなら飛んで迎えてくれるはずなのに、今日に限ってはもじもじと壁の向こうにから顔だけを覗かせて……
「チャンミナどうした?」
「あ……待ってユノ様////」
どうかしたのかと腕を引いてみれば、ピンクのエプロンの下は何も着けていないとか!!
「……なっ!?////」
「ユノ様!!マ、マンネリ防止です!!////」
なんて、とんでもない格好で出迎えてくれたり(笑)
そうかと思えばシャワーの後に、ベッドルームで甘い苺のキャンドルを灯してセクシーポーズで待っていたり
……マンネリ防止とか、大方おばちゃん達に何か言われたんだろうけど
その……いじらしいほどの努力が目に見えちゃって、可笑しいやらありがたいやらで
これは彼らに感謝すべきなのか(笑)
可愛く迫るチャンミナに、マンネリ防止ってソッチの方ばっかかよって突っ込みたくなるけれど
「ユノ様……こ、こういうのはお嫌いですか?////」
ペタンと座って両手をついての上目遣い、バンビアイを潤ませてそんな台詞
「チャンミナエロくなったね」
「……あん、ユノ様////」
こんな俺達にマンネリなんて言葉はまだまだだってこと、やっぱり体で教えてやるのが一番だって思うんだ
. チャンミナのお茶会 13
~Cside~
『チャンミナはんもう大丈夫なん?』
キッチンで晩御飯の下ごしらえをする僕にカタカタと話しかける魔法のランプ
一応心配してくれたみたいなんだよね(笑)
僕が熱を出したのはお茶会から帰ってすぐの事、とっても辛かったのに、ユノ様に冷えピタを貼って貰って休んだら直ぐに熱は下がってしまった
まあ、いっぱい汗を掻いたせいもあるんだけど////////
「……あれって風邪じゃなかったんだ」
『チャンミナはん気付いてないん?あれはきっと知恵熱言うやつやで、知恵熱!!』
「ち、知恵熱!?////」
『そうそう、きっとチャンミナはんの許容範囲超えてもーたんやわ、いやぁ、おばちゃんのパワーは凄いでほんま』
ウンウンと深く頷くランプ、なんかだんだん人間じみてきて怖いんだけど(汗)
た、確かにおばちゃんの話……その、いわゆるアッチの話はとんでもなく凄いもので
あからさまなのにも驚いたけど、それを恥ずかしがらずに真剣に聞いてくるとことか、夜の生活の全容を掘り下げてくるとことか
僕なんてもう恥ずかしくてずっと俯いたまんまだったし、主婦の会話ってほんと奥が深い////
『チャンミナちゃん、マンネリ化しちゃダメなのよ、変化を持たせないと!!やっぱりマグロじゃダメなのよ~』
ユノ様とのエッチはその……一方的に僕が啼かされている方が多い気もするし、僕からしようとしてもクルンと体を返されてしまうし////
変化……とか
いい奥さんになるって改めて決めた事だし、ここは僕も積極的に頑張ってみようかな
おばちゃんから聞いた夫婦円満の秘策、ちょっと勇気がいるけど今夜チャレンジしてみようかって思う僕だったんだ
. チャンミナのお茶会 12
~Yside~
「……あっ……はぁっ……ユノ様……あん////」
「ん、チャンミナ気持ちいい?」
「……や……そんな事聞かな……あっ////」
お茶会から帰って熱を出してしまったチャンミナ、ゆっくりと眠ってすっかりと元気になったようで安心したけど
『もっと頑張っていい奥さんになります////』
起き抜けのトロンとした表情でそんなこと言われちゃったら結構腰にくる
思わず膝に乗っけてチュッチュと啄ばむようにキスをしたら、お互い止まらなくなるのは当然で
結局はそのままチャンミナの服を捲って、汗ばんだ肌に舌を這わせる羽目になるとか
…俺ってほんとお前には歯止めが効かないな
おでこに貼ったままの冷えピタがちょっと気になるけど
『せ、せっかくユノ様が貼ってくれたから取っちゃダメです////』
なんて、またまた腰にくるような言葉で煽ってくるからたまったもんじゃない!!
膝の上にで散々トロトロに蕩かした後、くってりとしたチャンミナをそのままの体制で揺さぶって
手加減なんてしてやれるはずもなくお互いを求めたって、やっと離してやれたのは何度目かの熱を放ってチャンミナが意識を飛ばした後だった
熱が出るほど刺激的とか、全くお茶会で何言われたんだか
スヤスヤと眠るチャンミナの冷えピタを新しく張り替えて、くるんと丸くなった体を抱きしめて眠りについたんだ
. チャンミナのお茶会 11
~Cside~
せっかくお茶会に呼んでもらったのに、おばちゃん達のパワーにあてられた僕はなんだか逆上せてしまったみたいで
最後はパン屋のおばちゃんに送ってもらって、とっても迷惑をかけてしまった
『ごめんねぇ、ちょっと刺激が強すぎたよね』
なんていっぱい謝られて、本当に申し訳なくて……
ご飯の用意もしなきゃだけど、こんな状態じゃ何もできなくて、おばちゃんがユノ様に連絡もしてくれたから僕は少しだけ横になって眠っていた
夢の中で抱っこされてるのかと思ったら、ユノ様が僕を見下ろしていて、僕は安心してまた眠ってしまった
ユノ様に髪を撫でて貰うととっても安心するんだよね////
次に目を覚ましたのは夜中だったけど、ユノ様はまだ起きていて仕事をしているみたいだった
僕のおでこには冷えピタがペタンと貼ってあって、ユノ様が貼ってくれたって思うとなんだか嬉しくなってしまう////
「………ユ、ユノ様?////」
「チャンミナ起きたのか?具合は?」
「も、大丈夫です、あの……ユノ様ご飯は?」
「ん、コンビニで買ってきた、チャンミナも何か食べるか?」
「……はい、あのっ……それより////」
「うん?」
仕事の時だけしてる眼鏡を外して僕の言葉に首を傾けるユノ様、ああ、今日もなんてかっこいいんだろうって思っちゃう////
僕はそっとユノ様の首に腕を回すと、きゅっと抱きついてユノ様の匂いを胸いっぱいに吸い込んだ
「……チャンミナ?////」
「ユノ様、あの……僕、僕はまだいい奥さんになれてないけど、その////」
「何?急に////」
「も、もっと頑張っていい奥さんになりますからっ……あっ………んっ////」
ユノ様は突然僕を抱えて膝の上に乗っけると、僕が話し終わる前にキスで唇を塞いでしまったんだ
. チャンミナのお茶会 10
~Yside~
「……え?具合が悪くなった?」
『そうなのよ~なんだか逆上せたみたいに真っ赤になっちゃって、ちょっと刺激が強すぎたのかしらねぇ、ごめんなさいねぇ』
夕方になって仕事先にかかって来た電話はパン屋のおばちゃんからだった
てっきりチャンミナからの連絡と思っていたから驚いてしまったけど
どうやらお茶会の途中でくったりとしてしまったチャンミナ、心配だからと家まで送ってくれたのに、しきりに謝られてしまってこちらが恐縮してしまう
「いや、こちらこそご迷惑かけて申し訳ありませんでした」
『いいのよぉ、チャンミナちゃんには気にしないように言っておいてね、迷惑かけたって随分落ち込んじゃって』
……ああ、そういうところはチャンミナらしいな
居ても立っても居られなくなった俺はチャンミナに連絡を入れつつ定時で会社を後にした
『待ってます』
なんてしおらしいメッセージに胸がキュッと音を立てる、せっかく楽しみにして行ったお茶会だったのに、本人が一番落ち込んでいるだろう
「チャンミナ?」
慌てて鍵を開けて部屋を覗くと、ソファの上にこんもりとした塊が横になっていた
……こんなとこで寝てしまったのか
眠っているのか目はしっかりと閉じたまま、丸くなったままの体を抱き上げて、ベッドへとそっと寝かせた
「………ユノ様?////」
「ん、ただいま、大丈夫か?」
「お、おかえりなさい////僕、あの…ごめんなさい……おばちゃんにも迷惑かけちゃいました////」
「誰も迷惑だなんて思ってないよ」
「……ユノ様////」
俺の服をきゅっと掴む手を引き寄せて、腕の中に閉じ込めるといつもよりは高い体温が感じられる
「熱あるな、ちょっと寝てろ」
「……でも、ご飯が////」
「そんなの後でなんか買ってくるから、な?」
「……はい、ごめんなさい////」
ほんのりピンクに染まった頬にキスをして、チャンミナが眠りにつくまでずっと髪を撫ででいたんだ