苺な彼とビールな僕

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～Cside～









ユノヒョンに分かって貰えなくて少しは落ち込んだけど、僕は昔の『泣き虫ミニー』じゃない！！






こんなことで挫けてたまるか！！






ジムで思いっきり汗を流してシャワーを浴びる






海外撮影の後は流石に休みを貰ったけど、やっぱり事務所に行かないとユノヒョンには会えないし、ちょっぴり顔を出そうとマンションを出た






ゆっくりと歩道を歩いて向かいのビルを見上げると、窓に映るスラリとしたシルエットが目に入る






……いた///





これって凄いラッキーじゃない？


僕って今日は最高にツイてるじゃん！！






暫くうっとりとその横顔に見惚れていると、不意にユノヒョンがこちらを向いた







バチン、と音がするように目が合うと、そのまま視線を逸らすことが出来ない







もしかして気にしてくれてたのかな？僕のこと思い出したとか？







と、ユノヒョンは人差し指をスッと立てた






相変わらず長い指だな、なんて思ってると、チョンチョン、と下を指差した






……へっ？/////





あ……何か言ってる？え……と？








し・た・で・ま・て・て








…したでまてて？あ……！！下で待ってて！？







ユノヒョンはにっこりと笑ってもう一度下を指さすと、休憩室の窓から見えなくなった






………え？


まさか降りてきてくれるってこと！？



本当に！？







どうしようどうしようどうしよう！！僕、今日ろくな格好してないのに！！（泣）





でも、嬉しい……！！






本当なのかな？もしかしたら違う意味とか？






ううん、きっと下りてきてくれる！！











僕は高鳴る胸を必死で抑えて、ゆっくりと深呼吸をしたんだ

2020-05-05 16:00 ｜カテゴリ : Puppy Love ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)