苺な彼とビールな僕

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～Cside～










『腹減ったから飯にしようぜ！！』









そう言ってユンホ君は大袈裟にお腹を押さえた








思わず笑っちゃったけど、じんわりと胸が熱くなってちょっと泣きそうになってしまった






これって、この感情って……







キッチンでお昼を作りながらカウンターに座るユンホ君を見る







頬杖なんてついちゃって、僕を見つめるアーモンドアイが優しくて堪らなくなる







あ、やばい、胸がドキドキしてきた///







僕は男で、ユンホ君だって男で、こんな風に思うのはおかしいのかもしれないけど







でも………







「美味いっ！！チャンミン天才！！」



「本当に？すごい簡単だよ、誰でもできるやつ」



「いいや！！俺には出来ない！！」



「ぷっ、ユンホ君たら」







僕の作ったカルボナーラを口いっぱいに頬張って、ああ、口の周りにソースがついちゃってるのに






テッシュどこだっけ、なんて考えていたら、ふと真剣に見つめるユンホ君に何も言えなくなる






な……に？何か……







「チャンミンって、本当にシウォン兄の恋人じゃないの？」



「………えっ？」



「俺ずっとそう思ってたから、でも」



「………ち、違うよ？///」



「そ、そっか」








そう言ってまたパスタを頬張るユンホ君は、なんだか嬉しそうに笑ったんだ

2018-11-02 07:30 ｜カテゴリ : 迷惑な同居人 ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)