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. 結婚なんかしたくない 27
~Yside~
『どこで会ってたのか気になって、記憶もないし』
そう言って俯いてしまう君、そうだよな、君が覚えている筈がない
わかってはいたけどほんの少しチクリと胸が痛む
だって、君の瞳はあの幼い日に会った頃と一つも変わってないから
「………ユノ、さん?」
「昔ね、うちの屋敷の補修工事をしている時期があってね」
「補修工事、ですか?」
「ああ、かなり大掛かりだったから一時的に別宅へと移り住んでいて、それがあの図書館の近くだった」
「と、図書館?あ!!///」
「あの頃休みの度によく、お爺様に連れられて、図書館へと通ったんだ、昔はね、違う場所にあったらしいけどね」
俺の言葉に真剣な表情で見つめるバンビアイ、大切にしてきた想い出を君に伝える日が来るなんて…
ある意味感無量、だな
「そ、それで?」
「その図書館でね、お祖母様に連れられた君に出会った」
「あ………///」
「今となってはお爺様は確信犯だった気もするけどね」
「天使、だと思ったよ、襟足がくるんと巻いて大きな瞳をキラキラとさせて」
「………///」
「遠い昔からの憧れだった」
「………ユノさん///」
思わず伸ばした手にハッとして頬を染める君が愛おしくて、抱き締めたくなる衝動を抑えるのに必死だった俺なんだ
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