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苺な彼とビールな僕

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. 空色の調べにのせて ~リウの恋人~ 15



リウの番外編、アメリカ留学のお話です⑅◡̈*





~15years after~






~Mside~




暫くうちに居候することになったジェヒョンさん、実は歌がとっても上手い人なんだ


ドヨンさんやテヨンさんと同じサークルに入っていて、ダンスよりは歌の方が得意だって話してた、イベントで他のメンバーと出演してたときも女の子達の注目の的になってたっけ


今日は高校に行っていたからビーチには行かずにリウとは別行動、買い物を済ませて帰ると家ではジェヒョンさんがギター片手に譜面を書いていた



「おかえり、ミヌ」


「……た、ただいま/////」


…な、なんか変な感じ、自分の家なのに他の人におかえりって言われるなんて


「ジェヒョンさんもご飯食べますよね」


「え?俺の分も作ってくれんの?嬉しいなぁ」


ギターを弾きながら満面の笑み、かなりモテるっていうのも分かる気がする(笑)


少し遅くなるってリウから連絡があったし、お腹も空いたから二人で先にご飯を食べることにした、ジェヒョンさんの話は面白くて、僕はついつい夢中になってしまった


「ジェヒョンさんは彼女とかいないんですか?」


「んー今んとこはね、ミヌは……幸せの絶頂ってとこかな?」


「……あ/////」



そんなこと言われたら自然と顔に熱が集まる、確かにリウは友達には公言しているけど、面と向かって言われると恥ずかしい



「リウはさ、チョングループの次期社長ってことだろ?」


「……ですね」


「じゃあ、ミヌはリウと一緒に韓国帰るのか?」


「……え?」


「違うの?」



二年先のこと、考えてはいたけど改めて人から聞かれると言葉に詰まってしまう、僕が韓国で暮らすことは可能だけど、リウはそれを望んでくれるだろうか


……それに、次期社長とか



その事を考えると気が重くなってしまう、リウはチョングループの跡取りとしての義務がある、やっぱり普通に女性と結婚して、子供を………



「おいおいミヌ、泣くなよ、余計なこと言っちゃったな」



知らずに涙が溢れていて、ジェヒョンさんの焦った声にハッと我にかえる、泣いてしまうなんてかっこ悪い/////


「ごめん、思ったことを口にしただけなんだ」


「……いいんです、ホントの事ですし」


「ミヌ……」



ジェヒョンさんは僕の肩を抱いて、落ち着くまでずっと横にいてくれたんだ





















. 愛をもっと!! 14







~Yside~




ちょっぴり意地悪して怒らせてしまったけど、ビールを飲めば少し機嫌も直してくれる、そんな先輩の横顔を見ながら食べる夕食は、どんな高級な料理もかなわない


「うまいっ!!先輩天才!!」


「……お前はほんと調子いいね」


呆れたように大袈裟に溜息をつく先輩、そんな姿もやっぱり色っぽい、口いっぱいに美味い料理を頬張れば、口の横をグイグイと拭かれる幸せ



「……ほんと、食べ方汚い、そんなに一度に口に入れるな!!」


「はいはい♡」


「……『はい』は一回!!」


「はーい♡ね、後で先輩も食べていい?」


「……っ!!ダ、ダメに決まってんだろ!?/////」


「さっきのお詫びしますから♡」


「……ばっ、いらないよっ!!/////」



口とは裏腹に耳まで真っ赤になっちゃって、ちょこっと潤んだ瞳に灯る熱、この俺が見逃すはずはないでしょう?


シャワーを済ませてタオルで髪をガシガシ拭きながらビールをもう一杯、そんなぺったんこなお腹の何処に入っていくんだか(笑)


「……お前まだいたの?」


「先輩にお詫びしようと思って♡」


「い・り・ま・せ・ん!!……わっ!!/////」



「……ん、先輩いい匂い♡」


「……あっ……やめっ…シャワー浴びたのにっ…触んな!!」


「ん、じゃあ俺も浴びてきていい?」


「……っ!!勝手にしろ!!/////」



ちゅっちゅと頬に口付けて、バスルームに向かえば下着が飛んでくる、ああもう、ほんと堪んない



鼻歌まじりにシャワーを浴びて、俺は先輩の待つソファへとダイブしたんだ♡

























. 空色の調べにのせて ~リウの恋人~ 14



リウの番外編、アメリカ留学のお話です⑅◡̈*





~15years after~






~Rside~




俺の手に熱を放ったミヌは肩で息をしながら瞳を潤ませる、やっぱちょっと強引すぎた?


「…ミヌ?」


「……と、隣にジェヒョンさんがいるのに!!」


「ん、ごめん」


「……」


「ミヌ、可愛かった」


「……っ!!…バカ/////」


「好きだよ」


「……知ってる/////」



もう一度口付けて体を離すと細い腕が首へと絡みついてくる、ミヌは少し体を起こしてたどたどしく俺に口付けた、くそっ、そんなことしたらまた止まらなくなるじゃないか!!


「…こら」


「……だって、リウはまだ…/////」


「いいんだよ」


「よ、良くない/////」


「……ミヌ、じゃあ手貸して?」


「え…?」


「握ってて?」


「……あ…/////」



俺はミヌの手を自分自身へと導き、片方の手で抱き寄せて口付けた、そして、そのまま一緒にスライドして熱を放った





次の日ジェヒョンは何も言わなかったけど、すれ違いざまに肘で小突かれたから、多分聞こえてたんだと思う


ミヌはチラチラとジェヒョンを気にしていて、そんな赤い顔で見つめてたら逆に何もかもバレバレなんじゃないか、なんて(笑)



そして、一日だけ泊まるって約束だったのに、テヨンが実は一時帰国していることがわかり、結局ジェヒョンは一週間ここに泊まることになってしまったんだ

























. 愛をもっと!! 13






*ちょっとR18です♡

~Cside~




「……あっ…はっ……あんっ…や、やめっ…」



クチュクチュと音を立てて僕のアレは扱かれて、背中から耳に舌を這わされもう立っていられないほど


……僕何してたっけ…あ、キッチンで何故か二人分のご飯作ってて、でもなんでこんなことに


「何考えてんです?」


耳元で囁かれ体がピクンと跳ねる、執拗に扱いていた手を止めて奴は胸の突起を弄び始めた、絶頂の手前でお預けを食らった僕のアレは先端から蜜を垂らして……僕ってこんなエロかったっけ?


「……あっ……やめっ…/////」


「別のこと考えてたでしょ?」


「……だって、ご飯作ってた……のに、それにっ…こん、な、とこ……で……あっ」


「ん、それもそうだ、じゃ、やめる?」


「……えっ…?/////」


サディステックな彼のセリフにゾグゾクしてしまうなんて、ほんとに僕、どうしてしまったんだろう


さっきまで胸を弄んでいた左手はゆるゆると僕のアレを撫でるけど、こんなにしといてそんな風じゃイけないのに!!


「……イキたい?」


「……なっ!!/////」


「ね、お願いして?そうしたらイカせてあげる」


「……だっ、誰が!!/////」


「ふふ、ユノ、イカせて♡って」


「……は、離せっ!!なんでそんな事……あっ…/////」


「ふふ♡先輩可愛い、冗談ですってば」


「……なっ!!/////」



……悔しい!!なんで年下のこんな奴にこんな扱い!!思わず涙がじわりと浮かんでくる!!


黙ってしまった僕の顔を心配そうに覗き込むユノ、その黒目がちな瞳が僕の心を惑わせる



「……ごめん、やり過ぎましたね、泣かないで、先輩」




好きです、大好き……




耳元でそっと囁くと、ユノは包み込むように僕を優しく抱き締めたんだ





















. 空色の調べにのせて ~リウの恋人~ 13



リウの番外編、アメリカ留学のお話です⑅◡̈*





~15years after~






~Mside~




うちに泊まることになったジェヒョンさん、僕はいつもリウのベットに潜り込むから、空いている僕のベッドを貸そうかと話していた



「ダメだ、お前は床で寝ろ」


「えええええっ!?」


「ミヌのベッドにお前の匂いがつくだろ?」


「リ、リウ!!/////」


「なんだよ惚気かよ~俺は床以外ならどこでもいいって(笑)」





……もう、リウったらなんか恥ずかしいよ/////



バタバタと人を泊める準備をして、やっとベッドに入ったのはもう日付も変わる頃だった



ムスッと黙ったまんまのリウ、そりゃ僕だって残念だったけど……/////


クールな彼は時々子供っぽい、そんなとこも好きだな、なんて思っていたら視界がぐるりと回って気付くと上からリウが僕を見下ろしていた



「……リウ?/////」


「やっぱ中途半端すぎ、触っていい?」


「…ダ、ダメ……隣にジェヒョンさんが……あっ」


「声我慢して」


「……あっ……リウ!!/////」



Tシャツを捲ると素肌に触れる柔らかい感覚、胸の突起をいきなり舐められて大きく体が跳ねた


「……あっ…や……」


「反応良すぎ、声我慢出来ない?」


「……んっ/////」



コクコクと頷く途端に塞がれる唇、濡れたままの素肌をリウの指が撫で始めて……素肌を触れられるのは初めてじゃないけど、隣に人がいるせいで余計にドキドキしてしまう



リウの手は次第に下へと降りていき、深くなる口付けに僕は蕩けてしまいそうで、ハーフパンツの中で弾けそうなソレをぎゅっと握りこまれると、もうそれだけで限界だった


「……リ、リウ、僕もう……あ…!!」


「ん、イッていいよ」


「…んっ……んんんーーっ!!/////」



僕はあっという間に追い詰められて、リウの手の中に熱を放ってしまった


















. 愛をもっと!! 12






~Yside~




晴れてシム先輩と付き合うことになったものの、手強い彼はなかなか心を開いてくれない、だから体から開いちゃう♡


会社ではちょっかい出すなって言われたけど、通勤も一緒だし、文句を言いながらも最終的に俺を受け入れてくれる先輩、これはきっと脈ありなんだ♡



「お前、今日もついてくんの?」


「いいじゃないですか、メシでも一緒に食いましょうよ」


「……今日は家で作る予定なんだけど」


「ええ!?作ってくれるんスか!?嬉しいなぁ、先輩の手料理だなんて!!」


「……だっ、誰がお前の分なんか!!/////」


「えええ~!?んじゃあ俺だけおにぎり買って先輩の食べ姿みといていいっスか?」


「だっ、黙れ変態!!/////」



顔を真っ赤にして怒る割には、ちゃんとスーパーで二人分の食材を買ってくれてるし、ほんと素直じゃないんだから


二人で先輩の部屋へ帰れば愛しい恋人は頬を膨らませたままキッチンへ、ああ、その立ち姿も堪んない♡


そおっと後ろに立つと細い腰に腕を回す、驚いてギロリと睨まれても可愛いだけだなんて



「……ばっ、離せっ!!」


「やだ、先輩好き」


「……僕は嫌いだ!!」


「俺は好き、大好き」


「……/////」


「俺こんな人を好きになったの初めてっス」


「……ぼ、僕のこと何にも知らないのに?」


「知れば知るほど好きが膨らんでます、ついでにここも♡」


「……あっ…やめっ……どこ触って……あっ」



ムニムニと先輩のアレを揉みしだく、実はさっきから反応してるのバレてますよ♡まったく、体は素直なくせに!!



「ん、先輩ちょっとだけ、堪んない」


「……やっ…ああっ/////」



敏感な耳をハムハムしつつ、ズボンの中へと手を差し入れる、ん、期待通り蜜が溢れてる♡



すっかり固くなったアレをクチュクチュとスライドさせて、一気に絶頂へと追い詰めたんだ























. 空色の調べにのせて ~リウの恋人~ 12



リウの番外編、アメリカ留学のお話です⑅◡̈*





~15years after~






~Rside~







突然訪ねてきたジェヒョン、テヨンのルームメイトで同じ韓国からの留学生、いつもつるんでる仲間の一人だけど、こんな時間に何の用だ?


「用事あんなら先に連絡ぐらいしろよ」


「ああ、ごめん慌ててて、それがさ、テヨンが居なくて家に入れないんだよ」


「はあ!?」


「だから泊めてくんないかな?」


「ドヨンのとこ行けよ!!」


「それがさっき行ったんだけど、今ちょうどレポート仕上げてるから邪魔だって言われて、それにリウはミヌと寝てるはずだからベッドは一つ空いてるだろって」



……ったく!!ドヨンの奴!!



「……リウ?/////」


俺の声に不安げにドアから覗き込むミヌ、ああそんな潤んだ瞳のままで、色気がだだ漏れじゃないか!!


「おー!!ミヌ、お前は優しいから宿無しの不憫な俺を泊めてくれるよな?」


「……えっ?…わっ!!/////」



ミヌを引き寄せてぎゅっと抱き締めるジェヒョン、俺は慌ててミヌを引き剥がした!!



「触んな!!」


「わかったわかった、でもほんと頼む!!このままじゃ野宿なんだって」


「大学にでも泊まればいいんじゃね?」


「ええ!?リウ~(泣)」


「リウ……ジェヒョンさんかわいそうだよ?」



俺の服をツンツンと引っ張るミヌ、ジェヒョンはしゅんと首を垂れてしまってるし!!



「あーもう、わかった!!今晩だけだぞ、それ以上は無理だからな!!」


「リウサンキュー!!助かる!!」


「……っわっ!!くっつくなっ!!暑苦しいっ!!」



ぎゅうぎゅうと抱きつくジェヒョンを押しのけながら、俺とミヌは大きく溜息をついたんだ








































. 愛をもっと!! 11






~Cside~





人生っていうのは予想もつかないことが起きるもんなんだ、全く何がトチ狂ってしまったのか、どうしてこんなことになってしまったのか!!


これは社内恋愛……なのか?(泣)


満面の笑みで僕の元へと駆けてくる、自称恋人チョン・ユンホ!!



「シム先輩♡おはようございます~」


「…はよ」


「今日も可愛いっスね~♪」


「……なっ!!可愛いとか言うな!!/////」



地下鉄の駅で待ち合わせ、皆んなが憧れる恋人同士の通勤の風景は、デカイ男二人が意味もなくベタベタと!!


「んふ♡そんな男らしいとこも好きっス」


「……ばっ!!/////こんなとこで何言って!!」


「俺本気ですよ?絶対離しませんからね、せ・ん・ぱ・い♡」


「はっ、離せっ!!/////」


「無理♡」


「……んっ、んんー!!/////」



駅の構内、人気のない通路に腕を引かれまさかの壁ドンからのキスとか!!そして悔しいことにコイツキスが上手いんだって!!


「……んっ…やめっ……んんー!!/////」


「…やべ、先輩エロい、朝から元気になっちまう」


「……っ!!/////こ、このっ、変態!!」


「先輩限定っスよ、そうだ、今日からユノって呼んでくださいね、恋人なんスから~」


「……やだ」


「ユ・ノ♡」


「……ぐっ」


「ね、呼んでみて?」


「……ユ、ユノ/////」


「……っ!!せんぱーーい♡キュンキュンしちゃう!!」


「……ばっ、離せっ、寄るな触るな近寄るな!!/////」



ドカッ!!



「ぐえっ!!」




しつこく壁に押し付けようとするチョン・ユンホに一発食らわして、僕の一日は始まるのだった(泣)




















. 空色の調べにのせて ~リウの恋人~ 11



リウの番外編、アメリカ留学のお話です⑅◡̈*





~15years after~






~Mside~




リウがコンテストで優勝してから、なんとなくタイミングを逃していて、僕達は…その……まだ/////


ほんとはしたくないのかな、とか、やっぱり女の子の方がいいのかも、とか、悪いことばっかりしか考えられなくなって


拗ねてしまってるのがバレバレで……


「…しょっか?」


なんて、ストレートな言い方がリウらしい、思わず笑ってしまうけど、熱の籠ったアーモンドアイは僕を捉えて離してくれなくて


ドキドキと高鳴る胸を抑えることができない



リウのくれるキスは甘くて優しくて、僕はもう立っていられないほどで……いよいよ二人で体を重ねたのに


タイミングを見計らったかのように響くインターホンの音!!



「…リウ、誰か…ん……」


「ほっとこう、続きしよ?」


「…あっ……ん…でも……/////」


「もう黙って?」


リウの手はスルリと僕の脇腹を撫で、掌でゆっくりと素肌をなではじめて……/////




ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン♪



「…あーーー!!ったく!!わかったよ!!」


「リウ……/////」


「ちょっと待ってろ」



頬にキスをして玄関へと向かうリウ、覗き穴を見るとはあ、と大きく溜息をついた


ガチャリと鍵を外して扉を開けると、そこには同じ韓国からの留学生のジェヒョンさんがいたんだ



















. 愛をもっと!! 10





*R18です♡

~Yside~





俺の手でイッてしまったシム先輩、ハアハアと肩を揺らし俺に体を預けてくる、今更なんだけどなんてエロい体なんだ♡


綺麗なのに照れ屋でエロいとかもう最高なんだけど!!


力の抜けてしまったシム先輩のアレからカポンと『MATANGO』を取り外す


「……あっ…触ん…なっ…/////」


触るなと言われれば触りたくなるのが人間の心情ってもんだよな、うん


「……だって、取らないとダメでしょう?」


チュッチュッと首筋に口付けながら露わになった先輩のアレをクチュクチュと扱き始める


「……あっ…やめろっ……あっ……はあっ…」


「玩具もいいけど人の手もいいでしょ?」


「……あっ……やっ…あっ!!」


「で、恋人になってくれます?」


「……やっ、やだっ!!……あっ…」


「じゃあ早速チーフに連絡を……」


「……くっ…わ、わかった!!わかったからっ!!」


「んふ♡ありがとうございます、もっかいイけそうですね?」


「……なっ……あっ……やめっ…ああああっ!!/////」



ピクピクと体を震わせ絶頂を迎える先輩、玩具には負けてらんないからね




……ふふ、絶対虜にしてみせますよ♡




こうして俺は、めでたくシム先輩とお付き合いすることになったんだ
























. プロフィール

紫苑☆

Author:紫苑☆
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