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苺な彼とビールな僕

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. You Are My Destiny4



~Cside~



怒ってると思ったのに



目があった瞬間に視線を泳がせて僕に背を向けるひょん



ズキッ…



なんで僕を見てくれないの?
なんで僕に触ってくれないの…?



思わずその広い背中にしがみつく




ビクッ




ひょんの体が強張って、全力で否定されてるような気がして



胸が痛くて…

涙が溢れそうで…



「…ひょん…どうして僕のこと避けるの?僕…なにか…しました…か?」



やっとの思いで出た言葉
きっと声は震えていた



驚いたように振り返ったひょんの黒目がちな瞳が切なくて…





僕はまた俯いてしまった






~Yside~




背中に感じる温もりをそっとはがして、チャンミナの顔を覗き込む


ああ…




誤解させてしまった

違うのに…
違うのに…!



俺の可愛い弟は、悲しい顔をして目を潤ませていた



思わず手を伸ばして体を引き寄せた



俯いてしまった肩をそっと抱きしめて髪にキスをした





「…ひょん?」




ごめん、俺…おまえを泣かせた



もう隠しきれない



伝えたい…





「チャンミナ…好きだ…おまえのことが好きなんだ…」


「…え?」



驚いて顔を上げると、キラキラとした涙が頬を伝う




…綺麗だな





「ひょん…?好きって…あの?」




こぼれそうな瞳で見つめるおまえ




「…ん?わかんない?LOVEのほうだよ…チャンミナ、好きだよ」




あ…しばらく固まったと思ったら




ぼっ、と音がするくらいに赤くなった




「え…え…あの?…嫌われたとかじゃなくて…?え…?」



あわてて逃げようとするこの愛しい人

ぎゅっと抱きしめてまた腕に閉じ込めた



「好きだから、遠ざけてた…ごめん…つい…さ、こうしたくなるじゃん?」



俺の肩に顔をうずめて表情はわからないけど、耳が見たことないくらい赤い…




これは…イエスのサイン?




「チャンミナ、こんなこと言う俺は嫌か?」




顎をすくって上を向かせた





チャンミナは潤んだ瞳でふるふると首を横に振った





「…ぼっ、僕は…男だしっ…でもひょんのこと好きでっ…あの…LOVEかどうかわかんないけどっ…ひょんに抱きしめてもらうとドキドキしてっ…あの…あのっ」





ああ…必死で伝えようとしてくれる

胸が熱くてたまらない

愛しさがこみ上げる…




そして目をぎゅっとつぶって





「だからっ…僕…ひょんにもっと触って欲しいんですっ」





クラッ




目眩がした




マジかよ…

小悪魔…






…無意識に煽ってんのか?










はぁ…なんか幸せだけど前途多難だ‼︎








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やっと両思い;^_^A

書いてる私もなんだかぐったりwww


. 僕のムソク様 ~後編~



~Yside~


慣れない時代劇の撮影
暑苦しい衣装に鬼のようなスケジュール


家にも帰れない日々が続いて…



なによりチャンミナに会えないのが一番きつかった



会いたいな…



偶然できた待ち時間、ドラマ撮影にはよくあること

仮眠でもとろうと楽屋にむかっていた




あれ?見慣れた後頭部…
長い手足、あれは…



見つけた途端攫って楽屋に閉じ込めた



夢…?



思わずぎゅっと抱きしめた

甘いチャンミナの香りが鼻の奥に広がる


本物だ…!




息もつかせず唇を奪う





「…ちゅっ…んっ…はっ…ちゅっ」




唇を離すとチャンミナはトロンと蕩けたような瞳をしていた



「…ひょん…会いたかった」



首に腕をまわして抱きついてくる



あーー
俺に足りなかったもの




チャンミナ補給だ…










~Cside~


やっと会えたのにほとんど話せなくて抱きしめられて口を塞がれて





当然のように熱を持ってくる僕自身





これ以上はダメだーーー





「…ひょんっ…あっ…んっ…」


ひょんの手は器用に僕の素肌に滑り込みさわさわと脇腹を撫ではじめた


「…ねっ…誰か…き…たら…んっ」



舌で口の中を掻き回すようなキス

頭がぼおっとして何も考えられない




…ちゅっ




やっと離れた体は、熱を残したままで




「はあっ…ひょんっ…ひどいです///」



肩で息をしながら訴える






苦笑いしたムソク様は、コツン、と額を合わせて


夢じゃなかった!
チャンミナ補給だ、なんて…///



結局2人で熱が収まるのを待って、でもやっぱり離れたくなくて…


マネヒョンが必死の形相で僕を探しにくるまでずっと抱き合っていた


ムソク様モードのひょんはいつもと違う雰囲気でやっぱりドキドキした



撮影再開の連絡で帰ろうとした僕の手をとって掌にキスをした


なんかやることがキザだって…////



「部屋で待ってて、今日はなんとしても帰るから…!!」



なんだかその余裕のない様子が愛おしくて


仕方ないなぁ…待っててあげるよ



だからもう少し頑張って



僕だけのムソク様












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お粗末様でした^ ^
さすがにここの楽屋では…ねぇ?

今日はSMTですね♡
私もレッドオーシャンでちゃーたんの応援行ってきますよー









. 僕のムソク様 ~前編~



昼間にムソク妄想が止まらなくて^ ^
お付き合いしている設定です



❇︎BL表現あり、苦手な方は読まないでくださいね~








~Cside~



ユノひょんの時代劇の撮影も佳境に入り、ひょん会えない日々が続いていた


会いたい気持ちはすごくあったし、なにか少しでも力になりたいと思ったけど、ドラマに集中しているひょんの邪魔にはなりたくなかった…







会いたいな…





そーいや今日マネヒョンがスタジオに差し入れするって言ってたような…


こっそり連れてってもらおうか…‼︎
ひょんの顔見るくらい許されるだろう



話せなくてもひょんの顔が見たかった




僕はすばやくスマホをタップした






…で、スタジオに来たわけだけど…






迷った(泣)





なんでこんな広いんだよーー
っつーかここどこー!?




マネヒョンはどっかいっちゃって電話もでてくれないし





撮影現場もわかんなくて、何しにきたんだか…まったく




ブツブツ言いながら歩いてたら



ふと感じる視線



あっ…ムソク様??
ってゆーかひょん!!!!!





やばい見つかった!!!!!



「…チャンミナ??」


漆黒の衣装を身につけた長髪の剣士がツカツカと歩いてくる



やばい…かっこいい…//////

じゃなくてっ!!



うわ…絶対怒ってる…




「あっあのっ、ひょん…っ…」


いきなり腕を掴んだと思ったらぐいぐい引っ張って歩き出した





えっ?えっ??

どこいくのー?




なんだか攫われるみたいに引きずられて楽屋に押し込まれた





なんかムソク様ムード全開で緊張するんだけど




「ひょん、ごめんなさい勝手にきちゃって…あの…そのっ…///」



俯いてモゴモゴ言ってたらいきなりぎゅーぎゅー抱きしめられた




「…ひょん?」




おそるおそる顔を上げると切なそうな表情、見つめられて動けなくて



…//////



ふわっと頬っぺたを両手が覆ったと思ったら噛み付くようなキスが降ってきた




「…んっ…んんっ…んっ…//////」





ちょ…誰かに見られたらどーすんのー?







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ちゃーたんピーンチΣ('∀`)




. You Are My Destiny3



~Cside~



最近ひょんに避けられてる気がする

仕事のときは普通だし、会話もあるんだけど…


そう…‼︎
目線が合わないんだ

それに僕に触ってこない…
スキンシップが激しい人なのに、最近まったく触ってこない…


どうして…


もともとスキンシップとか苦手だし、他の人とは嫌だけど


ユノひょんとは…
ひょんの大きな手で頭撫でられたりすると、なんか安心するってゆうか


僕のなんかしたっけ…

ぐるぐると考えてたら、キュヒョナがやってきた



「遅くなってごめん、ってか、なんでそんな怖い顔してのさー?」



あ、そうだった…
飲みに誘ったのは僕だった…


「人呼び出しといてなんなんだよー?またユノひょんとなんかあった?」



あれ…なんでわかるんだろ



「キュヒョナ…僕…ひょんに嫌われたかもしれないんだ…」



やばい鼻の奥がツンとなる



「はぁーーー??んなわけないだろ?ばかじゃねーの??」


盛大に驚いて見せて爆笑した



ムッとして睨むと、キュヒョナは片手をヒラヒラとふって



「そんなこと考えるの、チャンミナだけだぜ?わかってないな、ほんと」


ビールを飲みながら呆れたように話す親友、僕も二杯目のビールを飲み干した


「そーゆうのはさ、ちゃとユノひょんに聞いた方がいいよ、さっ、今日はもう帰りなって」




キュヒョナに諭されてタクシーに乗った





なんなんだよ…





少しイライラしながら宿舎のドアを開けた


…っ



そこには仁王立ちしたユノひょんが立っていた




~Yside~


チャンミナから連絡がない
カトクも電話もでないし…



なにかあったのかと部屋をぐるぐると回って考えていた…


キュヒョンかな?
飲みに行くなら連絡ぐらいしろよな




フツフツと怒りが湧いてきた





…ガチャ






帰ってきた‼︎‼︎




「おかえり、どこいってた?連絡つかないから心配したんだぞ」


チャンミナは最初俯いていたがハッとして顔をあげた




「…ごめんなさい…連絡するの忘れてました…」





ゔっ…??




酒が入ったせいかつるつるの頬っぺたは桜色に染まり、大きな瞳は潤んで色気をただよわせていた





やばい…エロい…




「…ひょん?」




「あっ…無事ならいいんだよ、別に怒ってないから」




これはまずいとさっさと部屋に逃げようと背をむけた






ガシッ…




えっ?





後ろからチャンミナがしがみついてきたんだ








…俺の理性!!!!!








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. You Are My Destiny2

~Yside~

あれからチャンミンに対する気持ちは変わらないどころか益々募る一方で

かといってこの気持ちが一体なんなのか漠然としたままで…

モヤモヤと心の奥でくすぶっていたが、再始動に向けての準備で慌ただしく日々
は過ぎて行った




個人の仕事も多く、会えない日もあった




チャンミンの首筋のホクロを思い出してはチクリと心が痛んだ…



会いたい…





そして久々に2人で衣装合わせ

「ユノさんこっち向いてーーやっぱ痩せましたよね…」

スタイリストがちょっと困った顔で、俺は思わずごめん、と謝った

「ああ、謝らなくていいんです、ちょっと手直しするんでそのまま…あ、でもチャンミンさんも更に細くなっちゃってて…大丈夫ですかね?」

えっ…?まさかまた痩せたんじゃ

ブツブツ言ってたらチャンミンがやってきた

「ひょーーん、どうです僕の衣装?」

小首傾げてニコニコしながら安定の上目遣いで


やっぱ可愛い…


と、思って見ていたら呼ばれてくるっと後ろを振り向いた

と、項のホクロが見えた…

ドクン…
あ、やばいまた心臓の音が

ああ…
あのホクロにキスしたい…
触りたい、あの首筋とかたまんない
あーなに考えてんだ俺///


不埒な想いを胸にぼんやり眺めてたら



つううーーーー



「ユノっ??おまえっ鼻血…っ??」


そばにいたスタッフが駆け寄ってくる



ええええっ??
お、俺??
いや待て天下のユノユンホ、男の項見て鼻血とか…



ありえない…

ありえないって…!!



ほら、チャンミンまで目を丸くして固まってるし///////


とりあえずティッシュ鼻に詰めて椅子に座らされて、恥ずかしいのなんの(泣)




つつつっと心配そうに寄ってきたチャンミンが顔を赤らめてボソッと…



「…ひょん…溜まってるんですか?」



ああもう誰か助けてーーー




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. You Are My Destiny1


~Yside~


最近の俺はおかしい…
何がおかしいって?



最近俺の弟がキラキラと輝いてみえるんだ


「…ょん?…ねぇ?…ひょんってばっ」



朝の食卓、チャンミナと向かい合ってパンにかぶりついたまま固まってる俺

…ってゆーか見惚れてた…?


「んん?なっ… どした?チャンミナ?」


「もおっ、全然聞いてないしーー」


ぷくっと頬っぺたをふくらましてコーヒーを飲む仕草





ああ…かわいい…



えっ?何いまの??
かわいい?いやいや、弟だからかわいいには違いないが、面と向かって朝から思うことじゃないだろ、なあ俺‼︎

っと…俯いてブツブツと呟いていたら



チャンミナがキラキラの目で首を傾げて俺の顔を覗き込む

スッと額に手が伸びてきて触れる



…っ

ガタガタッ…


「ひょん、熱でもあるんじゃ…?顔赤いですよー?」


「い、いやっ…だだだだ大丈夫だからっ…ははっ、そろそろマネヒョンがくるんじゃねーか?」



しどろもどろな俺に訝しげな表情

…と、クスクスっと手を口にあてて笑って



「…ならいいですけど…なんかひょん最近変ですよー?体調悪いなら無理しないでくださいよ?」



カチャカチャと食器を片付けて身支度を整える、その横顔が朝日に照らされてキラキラと…




ああ、やっぱり可愛い…




~Cside~


最近のユノひょんはおかしい



なんかいつも見られてるような…



同んなじ宿舎に住んでるんだし、メンバーは2人しかいないわけだし


今は2人の東方神起としてのカムバに向けてボイストレーニングやダンスレッスン、打ち合わせ、忙しくなってきた



ユノひょんと一緒にカムバだなんて、夢みたいだ




ずっとずっと憧れていた




色々あったけどユノひょんと一緒に歩む道を選んだ、ってゆーかユノひょんから離れる気なんてまったくなかった


心配したうちの親が色々と…


でもひょんは言ってくれた



「チャンミンは俺が守ります」



涙が出るほど嬉しかった



だって…




まるでプロポーズ‼︎

って自分で何言ってんだか(笑)


そう、僕ユノひょんが大好きなんだ



でも…
この気持ちは伝えられないから

素直じゃない弟でいるとこにしたのに…






ひょんはどうしてそんな目で僕を見るの…?

ねえ…


どうして…?




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. Prologue



~Yside~




その日はよく晴れた日だった
俺は1人で事務所で打ち合わせを済ませて宿舎に戻った




外は綺麗な夕焼けだった





2人での再始動に向けての話し合い…
なんか疲れたな…

チャンミンとうまいもんでも食いに行こうか…






「ただいま~」




…あれ?チャンミンいねーのか?




「チャンミナ?」





リビングのドアを開けると、ソファーから覗く丸い後頭部


「チャンミナ~?寝てんの?」



ソファーを覗き込む





長い手足を折りたたむように寝ている俺の弟は、夕陽に照らされてキラキラと輝いていた




長い睫毛、滑らかな肌、そしてなにより綺麗に伸びる首筋からの曲線上にあるホクロに俺の視線は釘付けになった




ドクン…と心臓の音が聞こえた




ふらりと吸い寄せられるようにその場に跪くと、思わずそのホクロに口付けていた





「…う…ん…?」






はっ…俺は何を…?






慌てて後ずさる
チャンミンは起きる気配はなかった





トクントクンと心臓の音だけが聴こえる







少しホッとして外を見ると世界はセピア色に輝いていた







~Prologue~











. プロフィール

紫苑☆

Author:紫苑☆
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