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苺な彼とビールな僕

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. 天使かもしれない ~クマ先生の憂鬱~ 20




シウちゃん目線です^ ^






~Sside~








…面白くない




久しぶりに現れたシムさんは、なんて言うか幸せオーラを纏って、肌なんかツヤツヤしちゃって艶かしくて


ああ、とうとうチョン先生と(泣)



「はああああっ~!!」


「…おい、シウ!!仕事中だぞ?」



横目で見ていたマスターが僕の頭をコツンと小突く、大きな眼で睨まれて僕は肩を竦めた




「…へーい」


「なんつー顔してんだよ、あの二人のことはもう分かってたことじゃん」



…そう、わかってんだけどさ、目の当たりにするとやっぱりキツイんだって(泣)



「ま、上手くいってよかったよ、ユノはなにかしら残念なとこあるからな~あんなにイケメンなのになぁ」


腕を組んでうんうんと頷くマスター、ほんとになんだかんだ言って面倒見がいいんだから



カラン♪



「チャンミナ~♡」



ふん、チョン先生のお出ましか、釣れないそぶりなのに御構い無しにシムさんに擦り寄る髭面の男



…まるっきり不審者じゃん!!(笑)



…でも嬉しそうなシムさんを見てたら怒る気も失せるよな、好きな人にはあんな風に笑うんだ



恥ずかしそうに俯いて、ちらちらと上目遣い、口もとはもう緩んじゃってどうしようもないくらいのデュフり具合だし




先生も目を細めて愛おしそうに見ちゃってるし、そんなに見たら溶けるんじゃないってくらい甘い視線だし



とても入り込めない…



なんつーか、運命の相手なんだろう、はたから見ててもわかるほどの漏れ具合とか



「ヒョン、オーダーお願いしまーす」



ひょっこりと顔を出すベク、思わず頬をぎゅううと引っ張った、なんか苛めたくなるんだよね、この子犬感



「…ヒョン?ひたいれす~(泣)」


「ヒョーーーン!!こっちもオーダー」



セフンがでかい声で僕を呼ぶ、ああ、ここで感傷に浸るなんて僕にはできないな(笑)



シムさんが幸せならそれでいいか!!



僕って見た目より男らしいタイプだしね(笑)

































. 天使かもしれない ~クマ先生の憂鬱~ 19







~Cside~





「シムさんビールでいいですか?」


「あ、はい」



僕は今、テーゼのカウンターに一人、先生と待ち合わせしてる



…あれから一週間/////



先生とめでたく結ばれて(三回もしたけど)


ま、まあ、その夜は一緒のベッドで別々に寝たけど…どうにか平穏な同棲生活がスタートして


締め切り二日前だった先生は、鼻血の出し過ぎでとうとう貧血起こして具合悪くなっちゃって…



それでも間に合わないって必死に頑張る姿はちょっとカッコよくて////



締め切りは何日か伸ばしてもらってやっと今日どうにか校正も終わったんだ



『チャンミナがいるから頑張れるんだって!!』



満面の笑みで言われたら…/////


なんだかんだ僕って先生のこと好きなんだなって実感する


子供みたいに無邪気で、真っ直ぐで、やっぱり僕には無くてはならない人…



「その様子じゃ上手くいってるみたいですね」



いつの間にかヒチョルさんが両肘をついて僕の顔を覗き込んでいた!!



「….わあっ!!/////」



「…シムさん顔面管理(笑)」



…や、やめて欲しい/////心臓に悪いんだって!!




カラン♪



「チャンミナ~♡打ち合わせ終わったよ!!」



「先生、お疲れ様です♡」



「…はああ~疲れた、あれ?飲んでるんだ、俺も飲みたいけどなぁ、うーん」



カウンターで首を傾げる先生は、髭も伸び放題のクマ先生に戻っていて、僕は思わず吹き出してしまう


「なに笑ってんの?チャンミナ、今日はさ、いいよね?ふふっ♡」


…ばっ!?こんなとこでなに言ってんだ!!/////



「…ユノ、お前ほんと俺に感謝しろよ!!」


「わかってるって、ヒョン!!」


ウーロン茶を出しながら呆れ顔のヒチョルさん、先生はヒチョルさんに両手を合わせて感謝のポーズをとると僕の手をぎゅっと握った



僕はジロリと先生を睨んでぶんぶんと首を横に振ってやった



結局、先生のお強請りなんてすぐにきいてしまうんだけど、やっぱりちょっと嫌がって先生の困る顔が見てみたいんだ



「…えええええええ~?(泣)」



泣きそうな声の先生を指の間からこっそり盗み見て、ほくそ笑む僕ってちょっとどうだろう(笑)



…でもね



仕方ないから女豹のポーズもしてあげる、猫耳のオプション付き!!




僕はシュンとした先生の頬にちゅっとキスをしたんだ



































. 天使かもしれない ~クマ先生の憂鬱~ 18








~Yside~








「なっ、なんなんですか!?このエロい豹柄シーツは!?/////」



俺の腕の中で顔を真っ赤にして怒るチャンミナ、あれ?気に入ってもらえなかった?



「奮発したんだ♡チャンミナに喜んで欲しくてさ、ほら、毛足が長くてほわっほわなんだよ~」



チャンミナをベッドへとぽすんと降ろして向かい合わせに座った、顔を覗き込むと頬を膨らませて大きな瞳で睨みを効かせる、ああ、そんな顔も堪らない/////



「…こんな洗いにくそうなシーツ買っちゃって、困るじゃないですか!!洗濯どーすんですか!!それでなくてもキングサイズのベッドなのに…」


「…へっ?…せ、洗濯!?」



…そんなこと考えてなかった(汗)



「ご、ごめんチャンミナ、そこまで考えてなかったよ、なんかさ、展示してあってスッゲェ気持ちよさそうだなって思ったんだって~」



俯いて、はあ、と溜息をつく、確かに俺自分で洗濯しないし、チャンミナが身の回りのことやってくれてるからわかんなかった



「…ごめんね?」


「しょうがない先生ですね、じゃあ、このシーツのときはエッチは禁止ですね」


「…えっ、えええええええええっ!?(汗)」


それはここここここ困る!!!!



ニヤリと笑うチャンミナ、さっさと布団に入って寝る準備完了してるじゃないか!!!


「…チャンミナ~(泣)」


「……なに企んでたんです?」


ギクッ!!!!



「…いや、…あの…えっと…その…」


「こんなエロいシーツ、何か企んでるに決まってるじゃないですか、ほら吐きなさい!!」


…ひいい、早くも尻に敷かれる悲劇の小説家チョンユンホ!!(泣)



「…あの、めひょうのね…」


「…はっ!?」



「このシーツの上でチャンミナに女豹のポーズをして欲しかったんです!!」



「……/////」






その夜、俺はやっと結ばれた恋人を抱き締めて寝ることも出来ず、クッションのバリケードで仕切られたキングサイズのベッドの端で縮こまって寝ることになったんだ























. 天使かもしれない ~クマ先生の憂鬱~ 17










~Cside~









「チャンミナ怒るなってぇ~(泣)」


「……」



結局ベッドで二回戦、バスルームで後処理の後もう一度襲われて/////



初めてだって言うのに全く!!(怒)



体は思うように動かなくなるし、声は掠れちゃってるし、もう少し考えてくれたっていいのに!!



今はバスルームから大事そうに運ばれて、服まで着せてもらって髪も乾かして、至れり尽くせりの状態でソファで毛布に包まってる



「もうすぐできるからさっ!!見た目は悪いけど味は保証するから♡チョン先生特製愛情たっぷりインスタントラーメン!!」



…なにが特製なんだか(笑)



動けない僕のために晩御飯を作ってくれる先生は、やっぱり優しくてあったかい、どうやって切ったのか不明な野菜やウィンナーが沢山入ったごちゃ混ぜラーメン



二人で食べるとすごく美味しくて、幸せで…



明日の台所が怖いけど一応洗い物もしてくれたし、いい旦那じゃない?



…旦那とか!?/////



なに言ってんだ僕(笑)



熱くなった顔をパタパタと扇いでると、またヒョイと抱っこされてベッドルームへ運ばれる僕////



「チャンミナお姫さまみたいだね♡」


「…はあ!?…僕、男です!!/////」


「俺に喰われる方なんだから♡…ひめ…い、いてっ…!!」



好きなことばっかり言う口をぎゅっと抓ってやった、ふん!!



「ほら!!シーツも変えといたよ♡」



…な、なにこれ!!!!



キングサイズのベッドに敷かれていたのは、全面ヒョウ柄のモフモフしたシーツだったんだ





































. 天使かもしれない ~クマ先生の憂鬱~ 16









*R18です♡


~Yside~








初めてのチャンミナの中は熱くて気持ち良くて、すぐにでも持っていかれそうになる、もっとじっくり幸せに浸っていたいのに、これはもうヤバイ!!



「…んぁっ…あんっ…あっ…」



俺の下で喘ぐチャンミナは、全身を桜色に染めて蕩けた瞳で俺を見上げる、くうっ、腰にクルんだそのバンビアイ!!



「…チャンミナごめん!一回イカせて?」


「…ん…あっ!!ダメッ…ん…あっ/////」



とろりと蜜を垂らすチャンミナの中心を扱き上げ、ガツガツと腰を打ち付ける、体を反らしてチャンミナが絶頂を迎えると、俺もチャンミナの中に熱を放ったんだ



「…チャンミナ愛してる」


「…ん…僕も…ユノ愛してる/////」



…へっ!?/////



「チャンミナ名前!!!!」



今確かに名前で呼んだよな、ユノって呼んだよな?



恥ずかしそうに視線を逸らす君は耳まで赤くして、ああもう堪らない



「…ね、もっかい呼んで?」


「…やだ」


「チャンミナ~(泣)」


「……もう!……ユ、ユノ?/////」




ズクン!!



「…あんっ!!…ちょっ!!/////せんせっ!?」




自分から先に名前を呼んだくせに体を捩って恥じらうその姿!!俺のユノユノは見事に元気を取り戻した!!



「もっかいこのまま、ね」


「…あっ…うそっ…ああっ…ああんっ!!/////」




俺はそのまま腰を揺らして二回目に突入してしまったんだ


















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紫苑☆

Author:紫苑☆
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